ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~林ニテ~

2019-11-16 14:22:45 | ポエム
どこまでも澄みきっている
時に悲しいまでに美しい
この時期の空
潜り
遡上する
裸木の梢達の一直線達
(少年達の(まっしぐらな(細い指



友がいた
色も形もみんな違う天空のドラゴンフライの翅の堆積
みたいな落ち葉たち
ハモンドとビオラのデュオみたいに
鳴らした



友と
鳴らした
軋む水晶の音のように
印されてゆく雪の足形
(苦しんでる子供達がいるの
遥へ放たれてゆく一本の光線のような声
だれにも止められない
険しく聳えたってゆく私の憧れ
モスグレーの垂れこめた空が煙く泣いていたかもしれない



いつまでも色あせない友のいた林
君に送ろうexpressで反りかえった落ち葉
澄みきった青空
一直線に遡上してゆく
(まっしぐらな
(細い指の
(梢