ことばで遊んでます

yuri
に、改名しました。
詩や短歌をかいています。
内容は、フィクションだとおもってください^^

~薔薇~

2013-05-24 16:15:20 | 2007・4~2009・3に、かきました
触れあってる空気の
ほんの少しの
隙間からだとおもう
庭から


わたしの髪を
そっと
かき
あげ
カサコソ
って
馨る


あなた


ルノアールは
わたしより
ずっと
感度のいい
目と耳があるから
もう
すでに
庭へ
泳ぎでてて
(とても静かに
あなたを
囲って



あなたは
やはり
青銅の
鎧を
割って
ルビーレットの肌を
したたらせてた


その肌からの
馨は
まるで
大気の
支配者の
ようで
いつも
どこまでも
自由に
巡り
そして
すべてを
めくるま
せる


わたしが
おおきく息をつくと
あなたは
わたしを
わずかに
軽くし
ルビーレットの
馨に
のせる
そうして
触れあってる空気の
ほんの少しの
隙間の
むこうへ

連れてゆく


ルノアールは
そこを
よく
知ってる














~初恋~

2013-05-03 17:26:55 | 2007・4~2009・3に、かきました
すきだった
会いたいとなると
なにもかにもをほうりなげ
それが
おちてくるのなどまたないで
走りゆくほど
すきだった



鋭いナイフで
サッと
切れ目を入れたような

眉が美しく
語らない口だったけど
微笑む頬があった



もし

きみがいたら
なにもかにもをほうりあげ
それが
おちてくるのなど
またないで
あなたのもとへと
走るでしょう















~わたしのあなた~

2013-05-03 17:18:51 | 2007・4~2009・3に、かきました
わたしのあなた
だいじょうぶ心配ないから
そう語ってたあなたの目
ざわめく人のなかで
キラリ
朝露のように
際立ってみえたのです



あの美しい朝



わたしのあなた
もちろん一緒だよ
そう差しだしてくれたあなたの手
よせくる人のなかで
陽の照りを
ヒラリと返す
木の葉のように
際立って
いたのです



いとしい日でした












~すき~

2013-05-03 17:11:08 | ポエム
すきすきすきすき
です
きみは
わたしの
湖に
棲んでた

です
もの
けれども
きみは
あるひ
こ猿になって
わたしとならんで
上ばかりみて
でも
しってる字
さがしてるんだよね
ビルボード
(きみの世界
(たしかに
(進化してる

ばかりみて
でも
虫なんだよね
さがしだして
つかまえて
わたしの顔みて
殺さない
けれども
きみは
しっかり
パパの息子
男の子



かわいいかわいいかわいい
です
きみ、
わたし

湖で
魚だった
きみ

すこやか
まだ
拍動してる
こんなに
ほら
まだ
きみを
孕んでる
こんなに
でも
もう
産まない
から
きみは
わたしの
湖に
ずっと
棲む




けれども
きみは
あるひ
初恋をして
とたんに
歯ブラシできるようになって
片想い(だったの?
三輪車、むきになって、嫌がって
(まだ
(無理
(だって
わぁー危な
危なくっても
きみは
どんどん自立してゆくどんどん
どんどん成熟へとゆくのだろう
命の



誰も侵せない






庭へやってくる猫ちゃん、
抱いてるつもりだろうけど
ひきずって
つれてくる

だめなんだよ
嫌がってるでしょ
猫ちゃんとはね
尊重しあえる距離
守って
みつめ
あう

(ほら、
(かわいい
(しぐさ
人間

だって
そうなんだよ
親子
だって、
だから、
ねっ、
わたし、
きみを
愛して
尊重しあえる
距離
守って
みつめ
あう
いきかた
トレーニング
してる





きみは
きみは
わたしの
湖に
棲んでた
すこやかな
独立