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リーダーとマネージャーの違い

2011-09-13 | リーダーシップ・マネジメント
今日、実際の仕事の場で部下を持っているマネージャーの方にコーチングをする機会があり、「リーダーとマネージャーの違い」って何だろう?と改めて考えてみた。

「リーダーシップ」は、私が社会人になってから、気づいたらライフワークにもなっている。

2006年の自身のブログにちょうど
「リーダーシップとマネジメントの違い」について記載していたコメントを発見。

(ブログって、とても有難い存在。今や私の備忘録になっている)


リーダーとマネージャーは、別々の存在ではなく、役割の違いだと認識している。

優れたリーダーであり、優れたマネージャーであれば、一番素晴らしい。

優れたリーダーであっても、優れたマネージャーでない人も、世の中にはたくさんいる。

優れたマネージャーであっても、優れたリーダーになれる、とは限らない。


私の中では、時間軸の観点と、影響力の大きさから『リーダー≧マネージャー』となっている。

(リーダー)未来 vs. (マネージャー)現在

(リーダー)長期的なビジョンを描く vs. (マネージャー)短期的に成功に導く

(リーダー)戦略を描く vs. (マネージャー)戦術を実行する

(リーダー)広く影響を及ぼす vs. (マネージャー)深く影響を与える


リーダー≧マネージャーだからといって、リーダーのほうが上、と言っているわけではない。

リーダーは自分の意思さえ固まれば誰にでも今すぐにでもなれるけれど、マネージャーはまず組織に所属し部下を持った人でなければその役割ができない。

また、マネージャーは部下ひとりひとりと、真剣に真摯に対峙しなければならない。

今日、今の会社のある優れたマネージャーがこんなコメントをしていた。

「マネージャーとは、会社の大切な資産である部下を預かっている。会社のために、部下本人のために、部下の能力を最大限にまで引き上げるのが、マネージャーの最も大切な仕事である。逆に、放置したり能力が発揮できない状況に陥っていたら、それはマネージャーとしての責任放棄である」


私のHRとしての役割は、「どれだけ、優れたリーダー&マネージャーを育てられるか」

まだまだ道(未知)は長いけれど、千里の道も一歩から、少しずつ啓蒙していこう。




※参考資料:Book『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』から

リーダーが考えるべきたった1つのことは「よりよい未来に向けて人々を一致団結させる」ことである。未来のイメージを描き、語り、考え、反芻し、頭の中ではっきりした形となったら、周りの人々を説得することに関心を向ける。リーダーが専念するのは未来。情熱的でなくても魅力的でなくても弁舌に長けていなくても構わない。ただ明確であればいいと指摘する。

一方、マネジャーが考えるべきたった1つのことは「部下一人ひとりの特色を発見し、それを有効に活用する」こと。才能、スキル、知識、経験、目標といった要素を観察し、それらを使って彼らが成功できる将来計画を立てる。チェスをするように、部下一人ひとりの個性の違いに注目し、彼らの成功に専念すべきである。

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