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Book 『リーダーの人間力~人徳を備えるための6つの資質』

2010-07-04 | リーダーシップ・マネジメント
私が今働いている会社は、よく「世界で最もリーダーを輩出する会社」と言われます。
その背景には、リーダーの資質の一番に「インテグリティ」を掲げているから。

そもそも「インテグリティ」とは、どんな意味なのでしょうか?
日本では、正直なところあまり馴染みがない言葉です。

この本は、偶然にも原本のタイトルが「Integrity ~The courage to meet the demands of reality~」となっており、「リーダーの人間力に必要なのはインテグリティだ」と説いていたので、興味を持ち読んでみました。

「インテグリティ」とは、日本語訳にすると「高潔さ」になります。
しかし、私の理解では、「道徳性、人道として正しいことをしているか」と理解しています。

この本では、『リーダーには高い人間性が必要である。そしてその人間性とはインテグリティである』とした上で、そのインテグリティを得るために必要な資質は、次の6つだと述べています。
1. 本当の絆を結ぶ能力(信頼に結びつく)
2. 真実を求める能力(現実と向かい合い活動することに結びつく)
3. 成果を上げ、物事を完結する能力(目標や利益、ミッションの達成に結びつく)
4. 逆境を引き受け、向い合い、処理する能力(問題を解決することに結びつく)
5. 成長・発展を求める能力(規模の拡大に結びつく)
6. 自己を超える能力(大きな視野で捉えることに結びつく)


言葉にしてみると簡単ですが、これを実行できる人は世の中広しといえども、本当にわずかだと思います。毎日少しずつでも、進歩させていきたいものです。



リーダーの人間力 人徳を備えるための6つの資質
ヘンリー・クラウド
日本能率協会マネジメントセンター

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Book 『フィンランド流 社長も社員も6時に変える仕事術』

2010-07-03 | キャリア・仕事
この本の著者は知り合いで、中国語を学ぶコミュティ「チャイナサロン」で知り合いになりました。大手メーカーでの副社長まで務めた方で、会社勤めが終わっても、翻訳をしたりこうやってご自身で本を書いたり、(そして中国語もとても熱心に勉強されています)とても精力的に活動されています。

著者が知り合いということを差し引いても、この本は、「会社生活をもっと快適に効率的に過ごすための役立つヒントがいっぱい」の本としてオススメです。
フィンランド人は「6時に絶対帰る」そうです。そこから、逆算して仕事のやり方や時間管理について色々工夫しています。

この逆算の発想は、時間管理だけではなく、「優先順位付け」や「意思決定力を鍛える」ためにもとても有効だと思います。

かくいう私自身も、2008年・2009年と仕事をしながらパートタイムで海外の大学院でMBAを勉強していたときには、毎日朝と夜はなんとかして勉強時間を確保することを最優先にして自分の仕事のスケジュールを組み立てていました。

しかし、いざ、勉強が終わって自由時間ができてみると、人間とは弱いもので、ついついダラダラと過ごしてしまっています。

この本を読んで、もう一度、自分の仕事のやり方を考え治そう、と誓いました。



フィンランド流 社長も社員も6時に帰る仕事術
田中健彦
青春出版社

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