学生や第二新卒と呼ばれる社会人経験が2-3年の人たちが仕事を選ぶ基準の中に、「教育体制がどれぐらいしっかりしているか?」というものがあります。きちんとしたデータを取ったことはありませんが、私の感覚値でこれは、「やりたい仕事かどうか?」の次ぐらいに重要な項目なのではないか、と思います。
たしかに、教育制度を充実させることは会社としてとても重要なスタンスです。しかし、研修も「主体性なくしてただ受けているだけでは本当に自分のものにはならない」ということを改めて実感しています。その例が今日の私の研修での気づきでした。
今日、私はある研修を受けました。それは自分の経験を元に体系だった理論を勉強して次につなげるために必要だったからです。つまり、経験ありき ⇒ 経験を振り返る場としての研修、として受けたのです。経験しているからこそ、研修の中身が総て自分のケースと置き換えられて、とてもスムーズに頭に入ってきました。そして、「こういうことだったんだ!」という驚きがたくさんありました。
多くの研修はは「理論を学び事例で疑似体験する」ということが目的になっていると思いますので、疑似体験することで自分の経験に活かすことができればそれだけで受ける価値はあると思います。しかし、『何よりも経験に勝る研修はない!』と思います。最近、キャリア研究の場では「OJTの在り方」も再度見直されています。改めて、座学ではなく経験の中でたくさん学べる場を作りたい、と思いました。