TVで水泳の北島選手のコーチがこう語っていました。「彼のすごいところは、トップにたってもそれに驕ることなく負ければプライドも捨てて一旦ゼロリセットして自分を見つめる。そしてそこから必要だと思われることを全て素直に吸収してさらに成長する」と。鳥肌が立つぐらい『すごい』と思いました。人は一度でも頂点に立ってしまうと自分の中のプライドや成功体験が邪魔して自分で自分をゼロリセットすることはとても難しくなります。挑戦する時には勝つ自分をイメージし、負けた時にはすぐに気持ちを切り替える。そのセルフコントロールができる北島選手は、選手としてだけではなく人間としてもとても器の広い大きな人なのだと感じました。印象的だったのはそんな事実とは関係なく、屈託ない笑顔でファンの子供に「今度はもっとがんばるね」と約束していたことでした。最初から全てが完璧な人などいないような気がします。私自身も目指す目標が遠くてもそれはきっと自らが自らの成長のために選んだ道です。逃げずに生きたい、と思います。
映画のタイトルではないですが、人間には第六感が本当に存在すると思います。ふと友人のことが気になって電話をしてみると友人もちょうど何かを伝えようと思っていたところだったり、嫌な予感がして回り道をしたらそれが却って幸いだったり、、、以前ブログで「神の見えざる手」というタイトルで書いたことがありますが、それに近いのかもしれません。私は忙しくて周りが見えなくなっているとこの感覚の感度が低くなってしまうようです。感覚を取り戻す方法を自分なりにいくつか見つけて、常に意識して大切にし続けたいと思います。
先日の悲惨な列車事故を見て思ったこと、です。原因はまだ解明されていませんが、予想通りの運転士のスピード超過と急ブレーキが原因だとしたら、、、運転士が自分の仕事が周りに与える影響を考えていたら事故は起きなかったことになります。今の時代、一人だけで完結する仕事はほとんどありません。考えることや作業をすることは一人ですることかもしれませんが、必ずその仕事の結果は次の誰か(何か)に結びついていくものです。自分の仕事が与える影響は何か?社会経済の循環の中でどのような意味を持っているのか?どのような位置づけにあるのか?特になんらかでも人の命に関わる仕事をされている方には是非考えていただきたいと思います。
事故という言葉で片付けてしまうにはあまりにも悲惨で心が痛む列車事故でした。ご家族や友人を亡くされた方に心からお悔やみの気持ちを捧げたいと思います。悲しみを乗り越えて新しい人生を歩みだしていけますように。。。
事故という言葉で片付けてしまうにはあまりにも悲惨で心が痛む列車事故でした。ご家族や友人を亡くされた方に心からお悔やみの気持ちを捧げたいと思います。悲しみを乗り越えて新しい人生を歩みだしていけますように。。。
日本語では「アドバイス」という言葉は比較的軽い感じのニュアンスがありますが、英語のAdviceは本来「忠告、勧告」といったかなり強い意味が含まれています。今日はまさに英語のAdviceについて考えた日でした。それ自体は言われて気分がよいものでもありません。しかし、客観的に冷静に考えてみると本当にとてもありがたいことです。本当に相手を思わないのであればそこまでエネルギーを費やしてくれることはないのですから。自分自身への言葉ですが、きちんと受け止めて次の一歩に踏み出すことがとても大切だと思います。そして私自身、一つでも多くアドバイスを提供できる人間になりたいと思います。
たまに「楽しくて楽な仕事はありませんか?」と聞かれることがあります。同じ『楽』という文字を使っていますが果たしてこれは相容れるものなのでしょうか?私は仕事に関してはNOだと思っています。『楽は苦の種(たね)、苦は楽の種』という諺もあるように、苦労して初めて楽がどのようなことか分かります。また苦労するからこそ成功する喜びや達成する喜びを味わうこともできます。 本当に楽しいと思える仕事がしたいのなら自ら苦労をして作り出さなければなりません。もちろん楽な仕事を選ぶこともできます。全ては自分の選択です。さて、あなたならどちらを選びますか?