私が、本を出版できるようになるまでの道のりを、忘れないように残しておこう。
前回からの続き。
編集者 三浦さんとの前回の会議で出された次の宿題は
「次の会議までにLeadership の授業で学んだ内容(授業、ケース、参考図書、など) 全てまとめて持ってくる」
私と共著の山崎さんは、それぞれ経歴が違うため、強みや視点も違う。<偶然15>
本の企画を進める最初に、三浦さんから「共著は避けたい(作者の主体性が失われてしまい読み手にとって分かりづらくなるため)」と言われたが、私と山崎さんの間では「だったら、二人の得意分野を生かして、1冊で2人分の知恵が詰まった中身の濃いものにしよう」という内に秘めた熱い想いがあった。
宿題の「リーダーシップ」
これは、、、疑いようもなく、山崎さんではなく私のHRとしての経験・強みが活かせる項目なので、私が主体者となってやるべき項目であった。
そして、この「リーダーシップ」の学びこそが、いくつもあるEMBAの授業の中でもトップ3と言っても過言ではないぐらい、そこに集まるエグゼクティブ達が真剣に考え、悩み苦しむ授業である。
なぜなら、「リーダーシップ」は、知識だけで学ぶものではなく、エグゼクティブ達自身の内面に深く入り込み、自分自身を知ることが学びだから。
そして、エグゼクティブ達が日々行う「経営」の根源をなすものが、彼ら自身の「リーダーシップ」だから。
宿題を持ちかえった私は、私たちが通ったUCLA-NUS EMBAでのリーダーシップの授業(最初と最後に2回あった)のシラバス、授業の資料、ケース、参考図書、を読み返した。
実際に学校に通っていた時よりも真剣に読んだかもしれない、というぐらい、真剣に読み返してみた。
「リーダーシップ」の授業の内容だけではなく、実際に私や山崎さんが受けた、アセスメント(360度評価、プレッシャーの時の自分の反応)なども引っ張り出してきて、振り返ってみた。
大変だったの、資料を読み返すだけでも、数時間から何日もかかる上に、最終的には本にするためには重要な個所を全て日本語に訳しておかなければならなかったことだった。これは本当に想像以上に大変な作業だった、、、
例を一つとると、P68の「どうやって、『人を動かす』か?」に書いた、「圧力、返報性、数値化」
返報性とは英語では「reciprocity」。日本語にすると「相互依存」。本当は「Give & Take、おたがいさま、WIN-WINの関係」で良い意味なのだが「依存」という言葉を使うと一気にイメージが変わってしまう。
そんなことを気になる単語ごとにやっていたので、本当に長い長い道のりだった。
しかし、EMBAの勉強同様、毎日少しずつ、そして週末頑張ってやれば何とかなるもので、かつ努力が報われるものだった。
次の編集者の三浦さんとの会議では、三浦さんの考える本のイメージと少し近づいたのか、初めて(?)三浦さんに褒められる、という嬉しい出来事があり、大変だった苦労が一気に吹き飛んだのだった。
編集者の三浦さん曰く
「リーダーシップは、とくに『MBAとEMBAとの違い、EMBAでは新のグローバルリーダーになるために学びにきている」ので、この本ではさらに一歩踏み込んでEMBAの中でもトップスクールならでは、を打ち出してスケール感の大きなリーダー像とその知恵を打ち出しましょう!」
そこから生まれたのが、本書の第1章「あらゆる相手」を動かす方法を学ぶ、につながる。
私はこの会議の時は、本の全体像は全く見えていなかったが、、、敏腕編集者の三浦さんにはすでにイメージができていたに違いない。
続く。。。
前回からの続き。
編集者 三浦さんとの前回の会議で出された次の宿題は
「次の会議までにLeadership の授業で学んだ内容(授業、ケース、参考図書、など) 全てまとめて持ってくる」
私と共著の山崎さんは、それぞれ経歴が違うため、強みや視点も違う。<偶然15>
本の企画を進める最初に、三浦さんから「共著は避けたい(作者の主体性が失われてしまい読み手にとって分かりづらくなるため)」と言われたが、私と山崎さんの間では「だったら、二人の得意分野を生かして、1冊で2人分の知恵が詰まった中身の濃いものにしよう」という内に秘めた熱い想いがあった。
宿題の「リーダーシップ」
これは、、、疑いようもなく、山崎さんではなく私のHRとしての経験・強みが活かせる項目なので、私が主体者となってやるべき項目であった。
そして、この「リーダーシップ」の学びこそが、いくつもあるEMBAの授業の中でもトップ3と言っても過言ではないぐらい、そこに集まるエグゼクティブ達が真剣に考え、悩み苦しむ授業である。
なぜなら、「リーダーシップ」は、知識だけで学ぶものではなく、エグゼクティブ達自身の内面に深く入り込み、自分自身を知ることが学びだから。
そして、エグゼクティブ達が日々行う「経営」の根源をなすものが、彼ら自身の「リーダーシップ」だから。
宿題を持ちかえった私は、私たちが通ったUCLA-NUS EMBAでのリーダーシップの授業(最初と最後に2回あった)のシラバス、授業の資料、ケース、参考図書、を読み返した。
実際に学校に通っていた時よりも真剣に読んだかもしれない、というぐらい、真剣に読み返してみた。
「リーダーシップ」の授業の内容だけではなく、実際に私や山崎さんが受けた、アセスメント(360度評価、プレッシャーの時の自分の反応)なども引っ張り出してきて、振り返ってみた。
大変だったの、資料を読み返すだけでも、数時間から何日もかかる上に、最終的には本にするためには重要な個所を全て日本語に訳しておかなければならなかったことだった。これは本当に想像以上に大変な作業だった、、、
例を一つとると、P68の「どうやって、『人を動かす』か?」に書いた、「圧力、返報性、数値化」
返報性とは英語では「reciprocity」。日本語にすると「相互依存」。本当は「Give & Take、おたがいさま、WIN-WINの関係」で良い意味なのだが「依存」という言葉を使うと一気にイメージが変わってしまう。
そんなことを気になる単語ごとにやっていたので、本当に長い長い道のりだった。
しかし、EMBAの勉強同様、毎日少しずつ、そして週末頑張ってやれば何とかなるもので、かつ努力が報われるものだった。
次の編集者の三浦さんとの会議では、三浦さんの考える本のイメージと少し近づいたのか、初めて(?)三浦さんに褒められる、という嬉しい出来事があり、大変だった苦労が一気に吹き飛んだのだった。
編集者の三浦さん曰く
「リーダーシップは、とくに『MBAとEMBAとの違い、EMBAでは新のグローバルリーダーになるために学びにきている」ので、この本ではさらに一歩踏み込んでEMBAの中でもトップスクールならでは、を打ち出してスケール感の大きなリーダー像とその知恵を打ち出しましょう!」
そこから生まれたのが、本書の第1章「あらゆる相手」を動かす方法を学ぶ、につながる。
私はこの会議の時は、本の全体像は全く見えていなかったが、、、敏腕編集者の三浦さんにはすでにイメージができていたに違いない。
続く。。。