BE~Beautiful Energy~

自分が自分である(BE)ために。BE~Beautiful Energy~を貴方に。

学びを形に...初めての出版体験(3)

2016-03-29 | MBA
私が、本を出版できるようになるまでの道のりを、忘れないように残しておこう。

前回からの続き。

(企画書)
私たちの最初の企画書のタイトルは、『世界のエグゼクティブは「何を」学んでいるのか』だった。
私たち、Executive MBA生の学び方や学んだ結果得たこと(知識としてではなく、知恵として)をブレストして、A4数ページ箇条書きにして持っていった簡単な企画書。

(企画書を出版社へ持ち込む)
山崎さんの知り合いで、ダイヤモンド社から出版した人がいたので、まずはその人を頼りにダイヤモンド社の門を叩いてみた。<偶然4>
ダイヤモンド社といえば、ハーバードビジネスレビューや各種ビジネス書で有名な大手出版社。
本社は、意外(?)にもオシャレの一等地、原宿から表参道への道沿いにある。
最初から大手出版社に企画を持ち込んだらいったいどんなことになるのだろう?という不安も多少ありながら、もとより「ダメでもともと」と考えていたので「大手出版社の編集者に会って、意見をもらえるだけでもラッキー」という気持ちで訪問した。

お会いしたのは、ダイヤモンド社の編集者 三浦さん。
お会いした印象は、一見、「腰が低く真面目で誠実で(やや)おとなしい印象の青年」という印象だった。
(この三浦さん、実はとてもすごい編集者である、ということに後々気づくことになる、、、がその話は後ほど)


三浦さんは、丁寧にじっくり、私たちの企画書を一字一句読んでくれた。
そして、一言、「面白そうですね。もう少し骨子を固めて、次の企画会議に出してみます」

「え?」
どんな批判を受けるかと覚悟していた私たちにとって、それはあまりにもびっくりする回答だった。
そして、三浦さんが次に企画書を会議に出してくれることになったのだった。
この三浦さんとの出会いがなければ、この本も世の中に出ることはなかっただろう、、、と出版してから切に思う。<偶然5>


続く。。。

学びを形に...初めての出版体験(2)

2016-03-26 | MBA
前回からの続き。

(企画書を作る)
「本を書く」というのは、簡単なようで簡単ではない。
書くこと自体は、時間と想いと書く道具があればいつでもどこでもできるけれど、「本を出版する」ということになったら、私にはどうやったらいいのか全く分からなかった。
そんな時に救いの手を差し伸べてくれたのは、今回、共著で書いてくれたEMBA同窓生(厳密には学校を卒業したのは私のほうが2年早いが同じUCLA-NUS EMBAの日本の同窓生)の山崎さんだった。
山崎さんは、過去ベンチャー立ち上げの経験などもあり、お知り合いの中にはイノベーション関連で本を何冊も出している方もいる、とのことだった。<偶然1>
そして、なんと山崎さんも「自分も本を書いてみたい、と思っていた」というのだ。<偶然2>
そこで、山崎さんと「企画書を書いて、出版社に提案を持っていってみよう。ダメでもともと、何社か回って興味を持ってくれるところがあったらラッキーだよね」ということで、企画書を書くことにしてみた、、、

時は、2014年10月。EMBA飲み会で盛り上がった翌週。

留学までの道のり同様、私の性格は、実は見た目と違い(?)大きな行動を起こす前に悶々と考えたり小さく動いて調べたりするので、大きな決断をするには結構時間がかかる。
しかし、山崎さんは、過去ビジネスで大きな決断を何度もしたことがあるからか、「大きなリスクがないなら決めてやってみよう」というタイプの人だった。
私一人だったら、最初の企画書までの道のりはもっと時間がかかっていたに違いない。
でも、山崎さんがいてくれたからこそ、企画書までの道のりがここまで早く進んだのだった。<偶然3>

続く。。。





私がExecutive MBAを目指した理由

2016-03-23 | MBA
本を出版する、ということ以前に、
「そもそも私は何者か?なぜ、Executive MBAに行ったのか?」について、少し触れておこう。

ありがたいことに、EMBAサイトに私のEMBAまでの道のりをインタビューしてくれた記事があるので、そちらを引用。

最初からEMBA を目指したわけではなく、悶々とした10年があって、結果、EMBAにたどり着いた。
だからこそ、EMBAで学ぶこと、クラスメイトとの会話、一瞬一瞬すべてが貴重な体験だった。(実際、EMBAはかかるお金もMBAの2-3倍するので、本当に時間単価は高い…)
EMBA勉強中も、決して簡単な道のりではなかったし。本気で、必死だった。

その体験があったからこそ、「誰かに伝えたい」という強い想いにも繋がっていった。

簡単にできないことには、意味がある。
その努力の過程にも、意味がある。

EMBAを通じて、私が強く強く実感、体験したこと。

学びを形に...初めての出版体験

2016-03-20 | MBA
およそ4年ぶりのブログ。光陰矢の如し。。。FBでの投稿に慣れてしまいブログから遠ざかっていた。
今回のブログ再開は、本の出版を機に、「日々、感じたことを忘れないように書いておこう」と思ったから。

2016年3月17日、この日は私にとって一生忘れられない日になった。
たくさんの人たちの協力を得て、共著ながら本 世界の最も野心的なビジネスエリートがしている 一流の頭脳の磨き方 を出版することができたから。
小さな頃から本が大好きで、図書館に住みたい、と本気で願っていた私にとって、自分の本を出すことができるなんていまだに信じられない。

本を出版するにあたり、奇跡のような偶然の連続とたくさんの人の支えがあった。
このブログでは、本の書くに至った経緯や、本を出版するまでの長い(?!)道のり、を、忘れないように少しずつ書いていこうと思う。

本のタイトルは非常に刺激的だが(このタイトル裏話は後ほど)、私達がこの本で一番伝えたかったことは、
「理論と実践を高速回転で学ぶことで、知識と経験を知恵に変えられる」ということ。
そして、その過程を自分で経験した人は「自信(自分を信じる、という自信)」を得ることができる。

(本を書くに至ったきっかけ)
2009年にUCLA-NUS EMBAを卒業してから、たくさんの人たちに「自分も同じようにEMBA(Executive MBA)に興味がある」と相談を受けることが多くなった。
その度に「MBAとEMBAの違い、各学校の違い、勉強中や卒業してからの卒業生ネットワーク(人脈)の違い」を話すうちに、「EMBAのような仕事をしながらパートタイムで勉強する、という学びの方法をもっとたくさんの人たちに知ってもらえたら、日本はもっと元気になるんじゃないか」と思うようになった。
Executive MBAは日本ではまだ認知が低い。でも、世界に目を向けたら、意識が高い人にとってすごく当たり前の学び方。
日本の市場が閉塞感溢れていても、もっと世界に目を向けたらやる気につながるはず。
2014年10月、そんな想いを熱くEMBA仲間に語っていたら、ひとりが「思っているならやろうよ。実現できるよ」と言ってくれた。

(奇跡のような偶然の連続)
EMBAに行く前の私だったら、「それは無理でしょ」と思っていたに違いない。
でも、EMBAで「なんでもあり、やればできる」と言うことを目の当たりにしたので、仲間の呼びかけに、「やれるならやってみたい!」と、素直に言っていた。
そこから奇跡のような偶然の連続が起こったのだった。

続く。。。