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グローバル時代に求められる「魅力的な」リーダーとは?

2011-09-08 | リーダーシップ・マネジメント
今日は、仕事の合間を縫って、HRDという年に1回の人事関連のカンファレンスで、富士ゼロックス株式会社 元取締役会長 小林陽太郎さん の講演を聴いた。

テーマは、『グローバル時代に求められる「魅力的な」リーダーとは』

ポイントは「魅力的な」という部分をどのように定義するか、だった。

小林さんの意見は、

「リーダーも人間。人を惹きつける人間的魅力が必要。

そして、その魅力とは、『謙虚さ』と『真摯さ』、豊かな教養に裏付けられた判断力、そして、自分らしくあること」

ここで言う『謙虚さ』とは、静かに何も言わないことではなく、「多様性を受け入れる大きさ」と定義されていた。

小林さんはさらに、

「人間的に魅力になるためには、17-20歳ぐらいの時期に徹底してリベラルアーツの教育をするべき」

と主張されていた。



私自身の考えでは、「人として正しい判断力」は豊かな教養だけでは十分ではない、と考えている。

宗教などの信条がある場合を除いては、小さな頃からの「大人から教わる道徳観(いわゆる、躾)」がその人の判断力の指針となり、大きな影響力を及ぼすのではないか、と思うから。

大人とは、自分の両親だけではなく、社会の大人たち全員。

子供は、誰でも小さくてかわいくて、大人は躾けることに抵抗感を覚えてしまうけれど、未来のリーダーの人材育成は、小さな頃が勝負だと思う。

少子化が進んでいる日本、これから少子化を迎える中国、どちらでもこれからますます
「リーダーを育てる親の教育」といったテーマに注目が浴びるのでは、と感じてならない。