阿吽の呼吸

※写真は「狛犬阿形」

貴方には「阿吽の呼吸」で会話ができる人が、今現在何人いますか？もし1人でもいるのなら、それは本当に本当に大切にしたほうが良い人だと思います。なぜならば、そこまでの絶妙な関係性に至るまでに、相手のことを真剣に考える深い愛が育まれているからだと思うから、です。

私はとても幸せなことに、今の私の仕事を支えてくれる右腕のような女性がいます。彼女は私のことを本当によく理解してくれていて、私の一瞬の隙を見て私に必要なことだけを聞いたら、あとは全て完成してしまうという素晴らしいサポート力です。それはまるで私の呼吸を理解しているかのよう。

今日も仕事の合間の絶妙なタイミング使いを感じながら、ふと「阿吽の呼吸」という言葉が頭に浮かびました。仕事の質や成果は、本当に一緒に働く人に大きく左右されます。今の私の成果の半分以上は、彼女のおかげだと思います。心から感謝し、彼女が働きやすい環境を作ることで少しでも恩返しをしたいなあと思っています。


阿吽の呼吸とは意外（というかかなり！）奥が深い言葉で、調べてみたら仏教用語でした。

～以下、フリー百科事典Wikipediaから～
（１）阿吽（あうん、Skt:A - hum）は仏教の呪文（真言）の1つ。悉曇文字（梵　字）に於いて、阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音であり、そこから、それぞれを宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされた。

（２）宇宙の他にも、前者を真実や求道心に、後者を智慧や涅槃に喩える場合もある。次いで、対となる物を表す用語としても使用された。特に狛犬や仁王など、一対で存在する宗教的な像のモチーフとされた。口が開いている方を阿形、閉じている方を吽形と言う。

（３）日本の一般社会においても、2人の人物が呼吸を合わせて共に行動している形態を阿吽の呼吸と呼称している。