暑い!12時40分現在の外気温は18度です。
暑いといったら怒られる気温でしょうかね?苫小牧人なら理解してくれるはず・・・
私は今からちょうど1年前、社協の被災地派遣で岩手県宮古市災害ボランティアセンターに行っていました。
帰ってきたのが4日なので、一年前の今日は、明日帰るという最後の日で、次に派遣された社協マンに引き継ぎをした日です。
先月、「もうすぐ宮古から一年経つんだなあ」と思い、タイトルを見て先日買った本です。
「新ボランティア元年」というタイトルに惹かれて買ったんですが・・・
著者はライターということもあってか、読んでいて現場主義を感じます。
サブタイトルには「被災者のリアルとボランティアの功罪」とあるように、被災者の生の声を集めて書かれた内容です。
ただ、「ボランティアの功罪」については、罪の方がクローズアップされた印象を持ち、ボランティアセンターで活動した私としては読んでいて、正直あまり気持ちが良く無い部分が多かったです。
災害ボランティアセンターのしきりが悪いとか、イベントボランティアにうんざりとか、いや、でも現地の被災者の生の声はそうなのかなぁと、せっかくボランティアさんがはるばる来てくれているんだから・・・という気持ちの方がいない訳は無いと思いながら読みました。
ボランティア活動が被災地の方と接して感謝されたことは事実だし、本に書いてあるボランティアへの批判も事実だと思います。
でも、この本でひとつ間違いがあって、「災害ボランティアセンター」が自治体で運営していると書いてあることです。
災害ボラセンの多くは社協が運営しています。被災地の現場を見て回っている著者に、そこだけは理解してほしいなぁと思いました。本の中では「社協」の文字は見当たりません。
本の中で、共感した内容のひとつに「被災地の観光地化」があります。
むしろこうした被害の傷跡を有効利用し、県外の人を呼び寄せる材料にしてお金を落としてもらえば、被災地復興にもつながるのではないか。(『検証・新ボランティア元年』笠虎崇 P211より引用)
私も宮古市に行って、着いた日は津波の後を見て、目が釘付けになりましたが、
終わる頃には、いつか観光で行きたいなと思いました。(さっく)
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