視覚障がい者の方々といっしょに、そば作り体験を行う「ねって、のばして、キッちょんちょん(親子ボランティア体験)」は、おかげさまで定員となりました!ありがとうございます。
今回のこの企画では、
サ いごに、 ザ ルそばで エ ンジョイする予定です!
え~強引ですが、サ・ザ・エと来ましたんで、
今日は本をひとつ紹介しようと思います。本屋で見かけた本なんですが、タイトルに「サザエさん」とあったこともあって、買ってみました。
これです。
私も毎週みているんですが、漫画「サザエさん」に出てくるエピソードなどを交えながら、まじめにコミュニティについて書いてある本でした。
ちょっと引用させてもらいます。
(P19「はじめに」より一部引用)
私は社会学や民俗学の研究のために、北海道から沖縄まで多くのコミュニティを
探訪してきました。その経験から、新しい経験から、新しいコミュニティを創生する試
みには、ある種の共通点があることに気づきました。また、多くの日本人に長年愛さ
れ続けてきた『サザエさん』の世界観には、今の日本社会に通底する「人びとの関
係性」の原則を見出すことができます。
著者の鳥越皓之氏は、社会の変化に伴って、家族のあり方も変化してきた過程を説明し、これまでにコミュニティが担ってきた役割として「子育て」の重要性をといています。
「コミュニティは文化を保持しており」住民がコミュニティに参加することで参加した住民は「コミュニティから文化をもらっている、学習をしているということ」という「有用コミュニティ」という、考え方を提言しています。
第五章では、「コミュニティの要」としての町内会・自治会が歩んできた歴史的な経過についてもわかりやすく説明されていました。
(P139-140より一部引用)
コミュニティを形成するのは住民であり、コミュニティは住民自身のためにある
ものですから、本来的にいえば、国や地方自治体の保護がないとコミュニティを
形成、活性化できないというのは、情けないことではあります。(中略)
私たちは自分たち住民で話し合って、自分たちで決めてきたという貴重な伝統
を持っています。近ごろでは、地方自治体がかゆいところまで手の届くほど、住民
によるコミュニティ活動を支援してくれるようになりました。地方自治体は住民の福
利のために存在するものですから、協力をするのが当然でもありますし、それは評
価すべきことです。けれども、私たちに行政依存という体質を植えつけたことも否定
できません。
あぁ~、けっこう厳しいことも書いてありますよ。
先日、国でも地域のあり方についての研究会の報告が出されましたが、市町村で策定する「地域福祉計画」など「地域づくり」について行政が関わるようになってきているので、いろいろ考えさせらるところもありました。
(目 次)
第一章 「サザエさん家族」と「クレヨンしんちゃん家族」、どちらがいいか
第二章 コミュニティの成立~生みのの親より育ての親
第三章 コミュニティが担う「平凡教育」
第四章 見返りを期待しない親切と『サザエさん』の笑い
第五章 「自治会」と「まちづくり協議会」
第六章 知恵を授けるコミュニティ
第七章 予期せぬ優しさに出会う町を
明日もまた見てくださいね~、ぅんがっ、んっん(サザエさん風)さっく
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