イエメン人民共和国とイエメン共和国・・・ 2013-07-06 00:00:00 | 情報・日記 2013年7月6日、2011年12月ごろに退陣表明したサレハ大統領派と反サレハ派の対立が続くイエメンで、地方に対する中央政府の統制が弱まっている。南部では分離独立運動が活発化する兆しをみせており、同国の新たな火種となる懸念もありそうである。イエメンは1990年に旧南イエメン人民共和国と北部のイエメン共和国が統合して成立した。英国からの支配の後、親ソ連路線に向かっていた旧南と1960年代に共和制に移行していた旧北との対立は根深く、1994年には北部サヌアに首都を置く中央政府と南部の内戦が発生したのだ。南部住民の多くは「北部から差別されている」との思いを持っており、旧南イエメン時代を懐かしむ声も多いようであるが、現在の情勢は・・・(佐々木和夫)