東京リサーチ日記

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ミャンマー政府の報道検閲・・・

2012-08-14 00:00:00 | 情報・日記
 2012年8月14日、ミャンマー政府の報道検閲部門のトップ、ティンスエ情報省検閲部長は2011年10月7日、米政府系放送局「自由アジア放送」に対し「検閲制度は廃止されるべきだ」と語った。これは自由アジア放送(電子版)が報じたものである。民主化の進展や人権状況の改善を内外に示すため、検閲制度の全面廃止の可能性を示唆したものとみられる。部長は「報道への検閲は民主主義と相いれない」と説明した。一方で、新聞や他の出版物は責任を持って報道の自由を受け入れなければならないとも述べ、報道機関に自制を求めたようだ。2011年3月の民政移管で発足したテインセイン政権は2011年6月、娯楽誌の事前検閲制度を廃止。政治や経済分野の出版物の事前検閲は残ったが、最近になって毎日新聞が連載している民主化運動指導者アウンサンスーチーさん執筆の「ビルマからの手紙」の地元誌への転載が初めて許されるなど、検閲基準が大幅に緩和されているようであるが、現在はどうなったのか・・・(佐々木和夫)