顔面を牛の角が貫通するという痛ましい事故・・・

　２０１２年８月５日、スペイン北東部のサラゴザで２０１１年１０月７日、国内で人気の闘牛士、フアン・ホセ・パディーヤさん（３８）の顔面を牛の角が貫通するという痛ましい事故が起きたのである。パディーリャさんは闘牛用の槍を牛に突き立てたあと転倒し、そこへ興奮した牛が突進。角が下あごに刺さり、左眼にかけて突き抜けた。地元テレビの映像には、顔じゅう血まみれのまま「見えない、何も見えない」と言っているパディーヤさんの姿が映されたのである。闘牛場の医師が地元紙に語ったところによると、パディーヤさんは非常に危険な状態で、病院で手術を受けたという。スペインの闘牛は現在、動物保護団体からの反対運動を受けているほか、市民の関心の低下や国内経済の低迷で、資金面での運営も困難になっているのだが、この事故の後、現在はどうなったのか・・・（佐々木和夫）