東京リサーチ日記

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政府よ、これでいいのか・・・

2012-07-07 00:00:00 | 情報・日記
 2012年7月7日、原発から主に20~30キロ圏の緊急時避難準備区域が2011年9月30日、解除された。だが、インフラや市民サービスの復旧は道半ばだ。特に医療サービスの不足は深刻。南相馬市は常勤医が震災前から半減し、県全体でも約12%の医師が自主退職した。医療現場からは「国の強制力がなければ医師拡充は期待できない」(南相馬市健康づくり課)と悲鳴が止まらないのである。避難した住民が帰還するための大きな条件のひとつに医療サービスがある。しかし、緊急時避難準備区域から解除された南相馬市原町区にある同市立総合病院では、震災前の2011年3月1日に21人いた常勤医が10人(2011年8月1日現在)に半減したのだ。福島県病院協会2011年7月、県内127病院に行った調査(54病院が回答)でも、浜通りや県北・県中を中心に、震災前に1168人いた医師のうち、67人が2011年3月末までに離職し、2011年7月までに全体の約12%にあたる計135人が離職したのである。看護師も同様で、震災前は6554人いたが、2011年7月までに464人(約7%)が離職しているのだ。政府よ、これでいいのか・・・(佐々木和夫)