福島大教授開発 高効率で安価が売り 「カエデの種型」で風力発電

2012-07-03 21:15:57 | 自然エネルギー

 東日本大震災で被災した教訓を生かし、カエデの種子をヒントにしたプロペラで、弱い風でも発電できる小型風車を福島大共生システム理工学類の島田邦雄教授(47)(流体工学)が開発した。従来のプロペラ型風車より効率がよいうえ、安価なのが特徴という。島田教授は「原発事故の影響で節電が叫ばれる中、少しでも省エネに役立ててほしい」と意気込んでいる。

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 もともと紅葉狩りが趣味の島田教授は、カエデの種が落下する際、勢いよくくるくる回ることに震災前から着目、発電に利用できないか思案していた。震災では自らも福島市内の自宅で被災し、停電によって携帯電話もラジオも充電できなかったことから、カエデの動きをヒントに電力を得られる小型風車の開発に本格的に着手した。「災害時に強いエネルギー、電力を得られるものを作りたかった」と島田教授。

 「カエデの種型風車 風とも」と名付けられた風車のプロペラは長さ約8センチ、厚さ約1ミリのプラスチック羽根3枚でできており、先端部を風上に向けて曲げ、回転軸に角度を付けた。これによって、同じ大きさのプロペラ型風車と比べて回転数が5倍、発電量も最大で10倍に上がり、十数時間かかっていた乾電池や携帯電話の充電がエアコンや換気扇からの吹き出す風でも数時間で可能という。しかも、地下鉄の構内やトンネルの入り口など、家庭以外のエネルギーも利用できる。製作費用も1千円からできるとあって経済的だ。

 島田教授は「従来はねじっていたが、カエデの種型は平板を曲げるだけ。製作時間もあまりかからず、誰でも作れるのが特徴。しかもコンパクトなので場所を取らない」とアピール。さらに、小型のため原発周辺の放射線モニターの電源としても利用可能という。

 既に今年1月に特許を出願済みで、実用化に向けた準備を進めている。

 現在は直径60~70センチの試験用風車の研究を進めており、将来的には家庭用を念頭に直径1・8メートル程度まで大型化した風車を作りたいという。この風車で平均的4人家族が必要とする電力の約半分を賄うことができるようにするのが目標だ。

 島田教授は「震災で苦しんでいる人たちは生計が大変。家の中で省エネができる部分を最大限に生かし、電気代を節約して家計の足しにしてもらいたい」と話している。


またお手盛り公務員年金、上乗せ給付「温存」

2012-07-03 20:50:26 | 政治

公務員と会社員の年金統合で焦点となっていた公務員独自の上乗せ給付の扱いについて、政府の有識者会議が近くまとめる最終報告書の内容がわかった。現行の「職域加算」の廃止後に、新たに保険料の半額を税金でまかなう上乗せ年金をつくる。将来、税金が追加投入される可能性もあり、「公務員優遇の温存」との批判も出そうだ。
 
 政府は、2015年10月に公務員の共済年金を会社員の厚生年金に統合する法案を今国会に提出。民自公3党などの賛成で6月に衆院を通過した。法案に職域加算の廃止とそれに代わる新制度の検討を盛り込んだが、具体化を先送りし、有識者会議で議論してきた。
 
 報告書案では、民間企業より多い国家公務員の「退職給付」の総額を403万円下げ、民間水準にそろえる方針を明記。老後の生活安定になるとして、全額をまとめて退職金として渡すのではなく、長い期間にわたる上乗せ年金と組み合わせることも提案した。


野田首相、原発事故の責任を取らないと閣議決定

2012-07-03 17:19:30 | 政治

原発の廃炉はいくらかかるんだ 核廃棄物の最終処分場はどこにするんだよ毒蛇の野田佳彦首相

 関西電力大飯原発3号炉(福井県おおい町)が7月1日夜にも起動すると報道されるなか、野田佳彦首相の無責任ぶりがあらためて浮かび上がった。6月29日夕方からの首相官邸前抗議行動の参加者をはじめ、全国各地・世界からさらなる怒りの声が上がりそうだ。
 
 大飯原発3、4号炉の運転再開について、野田佳彦首相は「最終的には総理大臣である私の責任で判断を行いたいと思います」と5月30日の記者会見で述べた。インターネット上などでは即時に「福島をみてるのか!事故の責任を取れるわけがない」「どうやって責任を取るんだよ」などの批判が出た。
 
 この「責任の範囲と内容」について、きっちりと問いただしたのが、福島みずほ参議院議員(社民)だ。6月21日に提出した質問主意書で次のように質問している。
 〈「私の責任で再稼働を判断した」原発が事故を起こした場合、「事故を起こした責任を野田首相が負う」と理解してよいか。その場合、東京電力福島原発事故で明らかなように、国家社会に与える被害は莫大になることも想定すべきだが、首相としてどのように責任を取るのかをその賠償方法を含め、具体的に説明されたい〉
 
 この質問に対し、政府は6月29日、「政治的判断を必要とする国政上の重要な問題であり、内閣の首長である野田内閣総理大臣がこれに関与し責任を持って判断を行うという趣旨で述べた」との答弁を閣議決定したのだ。その一方で、事故発生時の賠償については「原子力事業者がその損害を賠償する責めを負う」などと従来の枠組みの説明にとどまっている。
 
 つまり、「首相の任務として再稼働を決めた」が、「自分のした事の結果、事故が起きてもその被害について責めを負う気はない」ということだ。しかも野田首相の”二枚舌”はここにとどまらない。
 
 野田首相は5月30日の記者会見で「あのような事故を防止できる対策と体制は整っております」と断言したが、同政府答弁では事故原因は「津波」であるとし、「地震動」による主要機器の破損については認めなかった。国会事故調では「地震動」による主要機器破損の可能性について重大な関心を持っているほか、そもそも大飯原発の防潮堤はまだ完成していないのだ。不誠実きわまりない。
 
 さらに6月8日の記者会見で、野田首相は「豊かで人間らしい暮らしを送るために、安価で安定した電気の存在は欠かせません」としたが、同政府答弁では「コストの試算においては、電源ごとの発電単価ではなく、火力及び原子力の燃料費のみにより計算した単価を用いている」とした。燃料費のみの比較で原発が安価だというのでは、野田首相は大ウソつき、との批判を免れないだろう。


石原知事 ガラガラポン

2012-07-03 14:35:43 | 政治

国際オリンピック委員会(IOC)は2009年10月2日コペンハーゲンで開かれるIOC総会で開催地を決定するそうです。候補地としてはリオデジャネイロが有力視されているようです。東京は最下位に甘んじることになるでしょう。

 東京オリンピック招致とゼネコンは利害が一致しております。水谷建設から石原慎太郎都知事と石原宏高氏が500万円の収賄疑惑が既報となっております。

 水谷建設会長の証言では、宴席で渡った金は、1500万~2000万とのことです。

内訳は

水谷建設   500万円

糸山元議員 1000万円

埼玉の石材業者500万円

の合計2000万円で、「森伊蔵」という名の高級焼酎の空き箱に詰めて渡したとのことです。

 1兆円を費やして実施される東京オリンピックですが、原資は税金です。税制は逆進性が高まりつつあるますので、低所得者層も応分の負担を課されます。

 一方で当選祝いと称して、東京オリンピックなどの受益者であるゼネコンから2000万円も受領する石原慎太郎都知事と石原宏高氏がいます。利益誘導による収賄行為を行なう政治家という存在について厳しく指弾なされなくてはなりません。