トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2021.1.15 鈴鹿山脈 釈迦ヶ岳から三池岳周回

2021-01-16 05:58:33 | 日記

三池岳から釈迦ヶ岳遠望。

2か月ぶりに山歩きに出かけました。2か月のブランクはさすがに堪えましたが、今年初めの雪山を満喫することができました。行先は鈴鹿山脈の釈迦ヶ岳と三池岳。岩ヶ峰尾根を登って釈迦ヶ岳に立ち、そこから三池岳への周回縦走です。

8時15分に八風キャンプ場付近の駐車地をスタート。通常なら登山口を示す標識のようなものがあるが見当たらず、8時30分、適当に尾根末端の急斜面にとりつく。先日までの寒さはどこえやら、一転して今日は昨日よりも5度以上も気温が高く、厚着もしているので早くも汗がしたたり落ち始めた。時々、朝の静寂を切り裂く鹿の甲高い声があちらこちらから聞こえてくる。不審な侵入者がいることを仲間に知らせているのだろう。標高700mから800m位になると雪が多くなってきた。まだ気温は低いので埋まることはなく、所々で膝くらいまで落ち込む程度だ。久しぶりの登行に体が重く、1時間程度歩いても呼吸も荒い状態が収まらず一向にいつもの調子が出ないので先が思いやられる。その後、小さなアップダウンを繰り返すと10時34分に”岩ヶ峰”と書かれた小さな木札がぶら下がっているピークに到着した。ここから見る釈迦ヶ岳はまだ遠く、夏のコースタイム2時間20分程度のところを、ここまで既に2時間近くかかっている。果たして無事に縦走ができるのだろうか。途中の不安定なトラバース地点で大きな氷柱を見つけ孫に見せるために写真をハラハラしながら撮った。11時頃、やっと釈迦ヶ岳と三池岳間の稜線に出た。ここから左に折れて一旦、釈迦ヶ岳に向かう。釈迦ヶ岳三角点に11時15分に到着。朝明渓谷側から家族4人で来たことがなつかしく思い出される。遅きに失したが、ここでアンパンをほおばりながらロングスパッツを取り付けた。カジタ12本アイゼンをザックに入っているが、それは今日の雪のコンディションでは必要なさそうだ。15分ほど展望を楽しんでから岩ヶ峰尾根乗り越し点まで戻り、そこを通過して三池岳へ向かう。気温が上がってきたせいで雪面が緩み始め、膝まで落ち込む回数が増えてきて歩きにくくなってきた。時々、悪たれ口を発するが、それでも若き日に白銀の世界の魅力を知ってからは、この齢になってもそれが忘れられず雪山登山やBCを楽しんでいる。対象スケールは小さくなってきたが苦労をしても登りたいという気持ちがまだあるのがうれしい。12時37分に縦走ほぼ中間地点の中峠に到着。このあたりは広々とした地形が続くので自然と気分が明るくなる。今日は誰にも会わないと思っていたら、ここから少し進んだところで下ってくる6人のパーティーとすれ違った。雪面からの反射が強く、八風峠に12:54に到着。ここには真新しい朱色の大きな鳥居や石碑などがあって少々めんくらった。三池岳はもう目の前だ。雪が解けて砂礫が出ている最後の斜面を登り詰めると大きな岩が散乱している三池岳頂上に到着した(13:11)。岩の上に上がって腰を下ろし、どこまでも続く雪の山並みとその山座同定を楽しみむ。至福の時間はあっという間に過ぎる。30分くらい休んで、13時45分にお菊池のある尾根を雪で足がとられそうになりながらフラフラと下った。駐車地15:10着




最新の画像もっと見る

コメントを投稿