St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

「現代の建築家 原広司」を読んで・・・

2010-05-01 03:09:33 | Weblog
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1)「マリアにならう」(エンデルレ)より、
Chp.30.「永遠にかわらぬ愛について」
p.223.祈りから
「ああ、最もお愛し申し上げる乙女マリアよ、神の御母、天の女王、地の后よ。
ああ、あなたこそ、全ての聖人の喜び、罪人の救い。
どうぞ、心から悔いる私の訴えをお聞き下さい。
心から祈る聖霊の願いに耳を傾けて下さい。」
2)「キリストにならって」(サンパウロ)より、
Chp.7.「空しい望みと、自惚れを避けること」
p.39.
「13 謙遜の人には、絶えず平安があるけれども、
    傲慢な人の心には、しばしば嫉妬と苛立たしさしか無い。」
3)「愛への道」(聖母文庫)より、
「小品集」
p.133.
「211 神は、平和な私欲の無い魂の中でなければ、統治なさらないことを考えよ。」
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原広司先生の「現代の建築家 Hiroshi Hara」(鹿島出版会)に前々回触れた。
ちゃんとした紹介になってなかった。全部読んではいないので、その点を了承頂いて。
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基本的に先生の作品集。
地球外建築・空中都市・プラトンボックス・未来都市・梅田スカイビル・JR京都駅・粟津邸・
ラヴィレット公園・田崎美術館・メディアパーク都市計画構想。そして、飯田市美術博物館。
などなど・・・
先生の論文は、
「地球外建築の基本的性格」「様相と経路」。
他、祖父江義明先生はじめ著名な先生の論文が続く。作品の解説も。
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「地球外建築の基本的性格」から。p.008.から引く。
「仮定と予測は、現状の技術的水準から直観的に判断されるものでしかない。」
「いま公理的に設定される仮定と、そこに可能な建築的展開を「可能世界」と呼ぶとしよう。」
「計画内容に、記念碑的な幻想性がなくてはならない。」
「この幻想性は、ひとつに科学的技術に、一方では、文化・芸術的に支えられるのである。」
「新しい宇宙風景」
「宇宙空間における様々な人間の出会い方の表明、それが宇宙外建築の構想の根底となる
だろう。」
「宇宙社会の在り方を提案する。」
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「様相と経路」から。p.049.~p.063.から。私なりに纏めて。
機能-近代建築。緊密な<関係>の成立と切断。70年頃。社会・倫理・価値観・人間と社会
     の在り方を規定。そして、機械。
ポスト・モダンがあって、月面着陸があって。
様相-現代建築。「意識=経験」から「意識=<動く人間>のうえで」。そして、エレクトロニクス。
    人は、「可能」であるから「しようとしている」。
様相に2種-ロック~ハイデッガー・パース。アリストテレス~カント。
様相-視点を変えること。
二元論的構造の解消-ソシュール~メルロ=ポンティ~・・・。
ギーディオン「時間・空間・建築」。ちなみに、ワイルのは一般相対論「空間・時間・物質」。
そこでは、
 記録とは「自己の不変性を誇る存在」
 記録 <-記憶
    (再現性)
 動く人間->経路
     (褪色)
「可能世界」を想定して生きている存在。
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続き。
「「可能世界」は、論理学の地平線で語られるより、建築や芸術の地平では遥かに豊富な意味を
持っている。」
横断。「身体」による横断。
<情景図式>->体験
       (褪色)
まだまだ続きます。が、ヘタリました。ご著書に当ってください。
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哲学を読んでみた。「英米哲学入門」(渡邊二郎:ちくま学芸文庫)。
第9章.「記述の理論」 「3 不確定記述と存在問題」から
p.225~p.229から、関連を要約。
ラッセル-「命題・・・真か偽」「命題関数・・・3つの可能性」
それは、
)恒真∀x:xは真 )恒偽∀x:xは偽<=>~∃x:xは真。 )真がある∃x:xは真。
疑問)「存在」の問題。
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私の意見ですが。
a))~)までで、3つの記号・・・∀・∃・~ を定義出来るだろうか?
つまり、~を定義出来るか?
b)疑問こそ、直観主義・量子論理に関係すると思う。
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未了のまま・・・
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書き継ぐ。
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