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プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「松本白鸚inラ•マンチャの男」千秋楽

2023-04-26 01:58:34 | 日記
ついに、この日が来てしまいました。
「松本白鸚inラ•マンチャの男」千秋楽。
私、2階席での観劇。
この劇場、音響効果と見易さは抜群。
白鸚丈の最後の「ラ•マンチャ」
しっかり目に焼き付けることが出来ました。

「我こそはドン•キホーテ」「ドルシネア」「見果てぬ夢」•••
まさに、名曲のオンパレード。
「事実とは真実の敵なり!」
「本当の狂気とはなんだ•••」
紡がれるセリフの一つ一つが、白鸚丈の役者人生とクロスしていく。
まさに、至福の時間。

高麗屋さんは26歳で初演してから半世紀以上演じ続けて来たわけですが
私も、40年近く見続けてきた。
「屋根の上」のように、主役が替わっての公演ならあり得ますが
同一人の主役で40年以上
シアターゴアーとしての私の人生にも、もうないことだと思います。

白鸚丈だけでなく、ドルシネア役の愛娘•松たか子さん
白鸚丈より1つ年上の牢名主役•上条恒彦さん
今回は、文字通り、陰でキホーテを支えた忠僕サンチョ役の駒田一さを
皆さん、素晴らしかった!

願わくば、「ラ•マンチャの灯」が、また灯ることを!

松本白鸚「仮名手本忠臣蔵 七段目」

2023-04-25 00:55:53 | 日記
私、昨日、今日と横須賀通いです。
「ラ•マンチャの男」を観るため。
14日に初日を迎えましたが、あっという間に
今日、千秋楽。
いつまでも観ていたい気もしますが、
満身創痍で演じていらっしゃる白鸚丈の姿観ていると
我が儘は言えません。

昨日は前楽でしたが、舞台上の白鸚丈、初日よりお元気になった気もします。
心なしか、動きも滑らかになったよう。

終演後は、せっかく横須賀に行ったので
「海軍カレー」
19時前に帰宅。
BS松竹東急で「仮名手本忠臣蔵 七段目」を見ました。
大星由良之助は、白鸚丈。
まさに、白鸚丈尽くしの一日。
この公演 平成30年2月に「高麗屋三代襲名披露」で
上演されたもの。
力弥を染五郎 お軽を玉三郎 平右衛門を仁左衛門。
まだブレイク前の彌十郎が、由良之助に掛け合いに行く
浪士を演じていました。
白鸚丈、貫禄たっぷりの由良之助で、見応えあった。

今日も、これから横須賀へ。
「ラスト ラ•マンチャ」
「見果てぬ夢」も聞き納めです。

大地真央&花總まり「おかしな二人」

2023-04-23 10:25:17 | 日記
シアタークリエで上演された「おかしな二人」です。
本当は26日が千秋楽でしたが
「関係者に体調不良者が」
ということで、公演打ち切り。
昨日書いた「歌舞伎座」や、ホリプロ製作のミュージカル「マチルダ」も
公演中止期間があった。まだまだコロナ 安心できないですね。


2020年 やはり、コロナ禍のなか上演された「おかしな二人」
今回が再演ですが、花總まりさん演じるフローレンスが
前回より、大分面白くなっていました。
どうしても、「エリザベート」のイメージが強い花總さんですが
意外と面白い方なのかも^_^

冒頭、オリーブ(大地)と仲間たち(青木さやか 南キャン山崎ら)が
ゲームをしている。
問題「ペンギンは、年に何回SEXする?」
正解は「1回」
と、仲間の1人が言う。
「ウチの旦那 ペンギンだ!」
こういうジョーク満載のニール•サイモン作品。

男性で登場するのは、オリーブと同じマンションに住むスペイン人兄弟(芋洗坂係長ら)
弟の名前は、ヘスス。
「英語にしたら、ジーザスじゃない」
慌てふためくフロー。
このシーン好きです^_^

ラストは、出演者全員で歌と踊り。
華やかなエンディングは、元ジェンヌのトップスターにピッタリでした。

仁左衛門&玉三郎「与話情浮名横櫛」

2023-04-22 11:11:09 | 日記
歌舞伎座で上演中の「与話情浮名横櫛」です。
仁左衛門さんが与三郎 玉三郎さんがお富を演じます。
開幕早々、仁左衛門さんが体調崩して休演となり
心配しましたが、無事復帰。
元気な姿を見せてくれました。

今回上演されたのは、木更津海岸見染の場 赤間別荘の場 源氏店の場 の3場。
仁左衛門さん、初役以来、40年になるそうですが
見染の場では、若旦那の与三郎の初々しさ 純情振りを見事に表現してくれました。
一方、玉三郎さん こちらも変わらぬ美しさ。
見染の場での出会いの場面はなど、思わず息を呑みました。

休憩挟んで「連獅子」
歌舞伎観たことない方でも、この演目はご存知でしょう。
思えば、私が初めて歌舞伎を観たのも、テレビ中継で
先代の勘三郎さんがお父さんと一緒に踊った「連獅子」
でした。

今回は、松緑•左近の父子。
舞台どきちんと観るのは初めてですが
間に狂言が入って1時間の演目。
ラストの円を描くよう獅子の頭を振るシーンは
圧巻でした。





宮澤エマ「ラビット•ホール」

2023-04-21 10:16:35 | 日記
PARCO劇場で上演中の「ラビット•ホール」です。
宮澤エマが、幼い息子を事故で亡くした母親役。
初主演作ですが、ご当人もインタビューで答えているように
この間まで、お嬢さん役だと思っていたら、母親役。
月日の経つのは早いものです。

ベッカ(宮澤)とハウイー(成河)の夫婦。
若いが、結構裕福な暮らし向き。
お芝居は、ベッカと妹のイジー(土井ケイト)が話して
いるとこらから始まります。
しっかり者の姉が、妹を諭しているような
どこにでもある風景。
が、やがて、ベッカが4歳の息子を事故で失い
一方、イジーは妊娠していることが分かります。
息子が事故に遭ったのは、自分のせい。
思い詰めるベッカには、夫 妹 母(シルビア•クラブ)の
慰めも、なんの役にも立たない。
ギクシャクする夫婦関係。
やり直そうと、2人は、自宅を売却することを決意します。
そんな時、息子を轢いた高校生のジェイソン(山崎光)が訪ねてきて•••

2007年にピュリツアー賞を受賞した作品
ということで観に行ったのですが
なるほど、重厚な戯曲。
が、反面、重苦しさも否定できない。
ラスト、夫婦が共に歩もうとするのが救いでしょうか。す