goo blog サービス終了のお知らせ 

プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

ジャン•ギャバン 「フレンチ•カンカン」

2019-02-03 11:14:01 | 日記
またまた古い映画のお話です。
ジャン•ギャバン主演の「フレンチ•カンカン」
監督は、ジャン•ルノアール。
1954年の作品。
もちろん、私、生まれていません。

舞台はパリ。時代は1880年末。
興行師のダンクラール(ジャン•ギャバン)は、ローラという女性をスターに、寄席を経営している。
ダンクラールを愛するローラ。
ローラを愛する この店のスポンサー 男爵。
絵に描いたような三角関係の成立です。
ここに、新たなピースが登場します。
ダンクラールが キャバレーで見つけた 若い女性ニニ。
彼女の踊る見事なカンカン踊りに、ダンクラールは、彼女を中心にしたショーを計画します。
そして、彼女にも 将来を誓いあったポオロという若者が。
関係は、複雑になっていくばかり^_^

ダンクラールが、新たに作った店「ムーランルージュ」の上棟式の日 事件は起こります。
ニニとローラが大乱闘。ポオロがダンクラールに大怪我を負わせ、挙げ句の果てに、男爵が出資を取りやめ。
ダンクラールは 失意の日々を送ることに。
彼のそばについていたのは、ニニでした。

新たなピース登場。
某国の王子•アレクサンドル。
彼の援助で、ショーの計画が実現することに。
「ムーラン•ルージュ」という店が作られていきます。
が、またまたローラがやってくれます。
王子にニニとダンクラールの関係を暴露し、ショックを受けた王子は、自殺を図る。
女の嫉妬は、ホントに怖い。
モテなかった我が身が、愛おしく思えます^_^

いよいよ開店。
ここでまた、新たなピースが。
ダンクラールが夢中になっている 若き歌手が出現。
嫉妬に駆られたニニ。
「ショーに出ない」と、控え室に籠城。
が、ダンクラールが一喝。
ニニは、今日のステージをラストにすることを条件に踊ります。
熱狂する客の前で 踊り狂うニニ。
一緒に踊るダンサーが
「ホントに辞めちゃうの?」
と聞くと
「こんな気持ちいいこと、辞める訳ないわ」

ラスト ニニにキスするダンクラール。
が、それは 唇ではなく、オデコへのものでした。

渥美清 淡路恵子 石立鉄男 星由里子 「父子草」

2019-02-02 11:18:49 | 日記
ラピュタ阿佐ヶ谷で上映された「父子草」です。
木下恵介脚本 1967年の作品。
全国の飯場を渡り歩く義太郎を渥美清
義太郎が通う ガード下の屋台のおでん屋の女将•竹子に淡路恵子
そのおでん屋で夕食をとる苦学生の茂に石立鉄男
その恋人•美代子に星由里子
この4人で、物語は進んでいきます。

おでん屋で呑んでいる義太郎。
そこへ いつも通り 夕食を食べにくる茂。
学生嫌いの義太郎は、難癖をつけ、竹子が止めるのも聞かず 2人は 取っ組み合いを始める。
当然 若い茂の勝ち。
と、義太郎 翌日も来て、勝負を挑む。
それが日課のようになった頃、 茂が風邪を引いて寝込んでしまう。
代わりにおでんを取りに来たのが、美代子。
心配した義太郎は、茂のお見舞いに。
そこで、茂の身の上話を聞いた義太郎 大いに同情し、受験の手助けをする決意を固める。
飯場で稼いだ大金を渡す義太郎。
が、受け取らない茂。
天涯孤独な義太郎と違い、茂には 故郷に両親がいたのだ。
竹子に、己の身の上を語る義太郎。
彼は 「生きていた英霊」だった。
やがて、義太郎は 別の現場へと移っていく。
そして、大学受験の時が•••

美代子も、ギャンブル狂いの父親のせいで、夜逃げをするなど、
貧しい生活しながらも、必死に生きる人達のお話。
タイトルの「父子草」とは、ナデシコの別名で、義太郎と茂の絆を表しています。
飯場の弟分を演じる大辻伺郎の姿も、懐かしい作品。

とかく金持ちというものは•••「モスト•ビューティフル•アイランド」

2019-02-01 11:03:30 | 日記
新宿シネマカリテで上映中の「モスト•ビューティフル•アイランド」です。
自身も、スペインからの移民のアナ•アセンシオという女性が、自身の体験を基に、脚本を書き 監督をした映画。主演も務めています。

ニューヨークのアンダーグラウンドを描いた映画。
主人公のルシアナ 実に貧しい生活。ボロアパートに住んでいる。バスタブに浸かり 1日の疲れを癒すと、壁から虫が這い出してくる。それを、表情一つ変えずに、湯の中に入れて殺していく。
そんな生活。

ニワトリのコスプレで、チキンを販売するバイト。貰える金は20ドル,
さらに、こまっしゃくれたガキのベビーシッター。
そんな生活。
一緒にチキン販売のバイトをしていたオルガという女の子から
「良い稼ぎになるバイトがある。私は行けないから、代わりに行って欲しい」
と誘われる。
余談ですが、このオルガという子、私好み^_^

バイトの中身は、セクシーなドレスを着て、パーティに出席するというもの。
いかにも、怪しい。
が、背に腹はかえられない。
なにしろ バイト代は2000ドル。
会場に向かうルシアナ。

着くと、そこには いないはずのオルガが。
「なぜ いるの? このバイト なにをするの?」
ルシアナの問いを無視するオルガ。

やがて、セレブふうの男女が現れ、ルシアナたちを品定めする。
そして、貫禄たっぷりの色っぽいマダムも登場。
元締めのような感じ。
女たちを 1人1人 パーティ会場へ連れていく。
不安に駆られたルシアナが、その場から逃れようとすると、ガードマンと思しき男たちに阻止されてしまう。

いよいよ ルシアナの番。オルガと一緒に、会場に入れられたルシアナ。
パーティの趣向は、彼女たちの身体に毒グモを這わせるものだった。
悪趣味。
賭けに勝ったルシアナ。
晴れてパーティ会場を後にすると、得た金で アイスクリームを食べ、ニューヨークの街に消えて行く。

でもね、まだまだ こんな生活続くんでしょうね。
頑張れ ルシアナ!