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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

井上ひさし作 ラサール石井×大森博史×大空ゆうひ 「円生と志ん生」

2017-09-24 10:28:37 | 日記
一昨日は、井上芳雄のお芝居 で、昨日は、井上ひさしのお芝居観てきました。「円生と志ん生」初演は12年前。1度再演されたそうですが、私は初演以来となります。初演時は、辻萬長の円生 角野卓造は志ん生 2人にまつわる修道女などの4役を久世星佳ら4人の女優陣が演じていました。今回は、元自由劇場の大森博史が円生 ラサール石井が志ん生 修道女などを大空ゆうひらが演じています。
物語は戦時中。家族を日本に残して、大連で約600日を一緒に過ごした円生と志ん生の日々を追います。何をやっても、ゾロッベで失敗ばかりの志ん生。密航船で日本に戻るつもりが、騙されて、とうとう一文無しになってしまったりもします。円生は現地妻と暮らして、羽振りもいい。そんな対照的な2人ですが、落語に対する熱意は一緒。片時も、忘れる事はありません。そんな2人の姿勢が、戦後の両師匠の飛躍に繋がったと、井上ひさしは推測しています。
面白いのは、2人のいい加減な会話を、聖書の世界で生きてきた修道女たちが、いちいち聖書の一節に置き換え、キリストの生まれ変わりが現れたと勘違いするところ。ふとした表情が、円生を思わせる大森 声音が志ん生に似ているラサール 芸者姿が色っぽい大空ら、と、役者陣の健闘も相俟って面白い舞台でした。


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