加藤健一＆竹下景子「ジン•ゲーム」

本多劇場で上演中の「ジン•ゲーム」です。
加藤健一＆竹下景子の2人芝居。
D.L.コバーンという方の作品。
ピューリッツァー賞受賞作だそうです。

舞台は、老人ホーム。
フォンシア(竹下)とウェラー(加藤)
2人は、なかなかホームの雰囲気に馴染めない。
サンデッキで出会った2人。
ウェラーの提案で、ジン•ゲームを始める。
初心者のフォンシアに連戦連敗のウェラー。
苛立ち、暴言を吐いたり•••
やがて、このゲームが、2人の過去を明らかにしていく
というお話。

休憩挟んで2時間。
毎回、作品選びには間違いのない加藤健一事務所だけに
期待していたのですが、それほど、起伏に富んだ作品ではなかった。
ただ、半世紀近く前の作品ですから
それは仕方ないのかもしれません。

面会日にも、誰も訪ねてこないフォンシア。
彼女の言葉の端々から、不幸だった結婚生活などが感じられますが
竹下景子さんが演じると、可愛らしくて•••

土曜日マチネで、客席は、ほぼ満員。
カーテンコールで、カトケンさんが
「3年ぶりに、最前列にお客さんを入れられた」
と言ってましたが、劇場にも、少しずつ、日常が戻ってきているようです。

終演は16時
帰り道、「江戸っ子」に寄ると、珍しくカウンターが空いていた。
こちらは、冷やし中華990円！
「だるまや」のリベンジ果たせませた^_^