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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

是枝裕和監督「怪物」

2023-06-21 11:33:06 | 日記
東宝日比谷で上映中の「怪物」です。
「かいぶつ、だーれだ」という予告編が
とても印象的な映画。
カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した作品。
是枝裕和監督 脚本は坂元裕二です。

舞台は、郊外のある町。
シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、
息子•湊の言動から、先生からモラハラを受けている
と、学校に訴える。
が、校長(田中裕子)は、まともに取り合わない。
担任の保利(永山瑛太)も、嫌々謝る感じで、誠意が全く感じられない。

なんて酷い先生なんだろうと思ってみていると
画面は、保利先生の目から見た真実を描いていく。
生徒思いの保利先生。
湊が暴力を働いたときも、きちんと言い分を聞き
話をまとめようとする。

続いて、湊の目から見た真実。
同級生の依里との関係
各々の真実が見えて来たとき
町を台風が襲う。

脚本賞受賞に相応しい映画だったと思います。
各々の視線から見た事実が明らかになり
やがて真実が見えて来る。
脚本の王道パターンですが、坂元裕二の筆
冴えてました。