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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

成田凌&葵わかな「パンドラの鐘」

2022-06-17 10:49:02 | 日記
シアターコクーンで上演中の「パンドラの鐘」です。
野田秀樹の作品。
初演は1999年。
野田版と蜷川版が世田谷パブリックシアターとコクーンで同時に上演され、
天海祐希 大竹しのぶ 堤真一 勝村政信などなど
出演者も豪華だったので、大きな話題を呼びました。

今回は、それ以来のコクーン公演。
初舞台となる成田凌と葵わかなのコンビ。
随分若返った印象です。
ただ、残念ながら、私が観た平日夜の部は、満員にはならなかった。
2階席の後ろは、結構空席も。
コロナの余波は、まだまだ残っているようです。

舞台は、太平洋戦争開戦前夜の長崎。
ピンカートン(南果歩)財団が、古代の遺跡を発掘している。
一方、その古代では、ヒメ女(葵)が王位に就こうとしている。
ヒメ女のお気に入りの葬式屋ミズヲ(成田)が、鐘を見つけてくる。
その鐘に秘められた秘密とは•••
野田作品らしく、古代と現代の時空を縦断する
スケールの大きな戯曲。
舞台には、前方以外の三方に紅白の式幕がかかっている。
ラスト、その幕が下されると、後方には、渋谷の町並みが現れる。
印象に残る幕切れでした。