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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

早霧せいな「ウーマン•オブ•ザ•イヤー」

2018-06-11 11:09:54 | 日記
宝塚退団後初舞台の 早霧せいな主演「ウーマン•オブ•ザ•イヤー」観てきました。
私、宝塚は ほとんど観ないので、よくわからないんですが、早霧せいなという人、退団公演も 「幕末太陽傳」の左平次でしたから、コメディエンヌの素養があるのでしょう。今回も、結構笑わせてくれました。

物語は1970年代。早霧せいな演じるテスは、人気報道番組のメインキャスター。世界を飛び回り、要人たちにインタビュー。今も、ロシアのバレエダンサー•アレクセイ(宮尾俊太郎)が亡命するらしいという情報を握って 虎視眈々とスクープを狙っています。
今日の放送で、彼女が報じたのは、カッツというネコを主人公にした風刺漫画。彼女は酷評します。偶々、それを見ていた作者のサム(相葉裕樹)が、彼女のもとを訪れます。冴えないオッサンが作者だと思っていたテス。2枚目の出現に驚き、2人は恋に落ちます。彼女の秘書ジェラルド(今井朋彦)家政婦ヘルガ(春風ひとみ)の反対も、どこ吹く風。2人は結婚します。
が、何より 仕事第一の彼女。サムと一緒に過ごすより、仕事を優先。結果「ウーマン•オブ•ザイヤー」に選ばれるのですが、愛する夫を失います。実は、彼女 過去にも離婚歴があり、2度目の失敗。どうしたらいいか分からなくなったテス。前夫の家を訪れ、現在の妻ジャン(樹里咲穂)に悩みを相談します。そして•••

主人公のテスとサムはもちろんですが、番組での相棒チップ(原田優一) ジェラルド ヘルガ ジャンなど登場人物のキャラが立っていて、さすが「トニー賞4冠」のミュージカルでした。この作品 「キャバレー」「蜘蛛女のキス」で知られるカンダー&エップの作品ですが、ナンバー的には、私、前の2作品の方が好きです。が、このミュージカルでも、冒頭テスが歌う「ウーマン•オブ•ザ•イヤー」ラスト近くテスとジャンが歌う「隣の芝は青い」など、素晴らしいナンバーがありました。