田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

09春の田切大掃除9

2009-04-22 08:47:00 | 飯田線の旅
 前回の記事で「高遠まで送迎があるようだ」と書いたが、改めて調べると何処にも記載されてないなぁ。確かどこかの予約サイトで見た記憶があったんだけど・・・。そうなると、自前の指導手段がない人は、高遠からタクシーで行くか、或いは恐らく運行されているコミニティーバスで行くしか無いです。

 分校館は、高遠の更に山奥にある。僕らが行った時期はまだ春浅く、もの凄く寒かった。夜半には外気温は氷点下になっていたと記憶している。寝泊まりする部屋や食事をした囲炉裏端は暖かく暖房されていたが、廊下や共用部屋は暖房されていなかった。窓なんて当然古い分校のことだから、二重ガラスの断熱構造なんて無いからほぼ外気温に等しい室内温だ。これは寒い。

 しこたま晩ご飯を食べた後で風呂に入った。風呂自体は大変熱い湯で芯から暖まった。しかし、3回目の入浴で皮脂がすっかり無くなってしまった宇宙局長は、この冷たい気温に対抗するすべもなく、体調を崩してしまったようだ。俗に昔から「風呂に入って死んだ奴はいても、入らなくて死んだ奴はいない!」と言われているが、まさに、その「入りすぎて死んだ」状況を具現してしまったわけだ。



 一夜明けて、晩ご飯を食べた囲炉裏はこんな感じ。囲炉裏端で部長が何か考えているようだが、多分朝飯の事だろう。



 朝ご飯は純和風の囲炉裏部屋から一転、洋風のテーブルで食べる。内容は前の日の内にパン食か和食かを選んでお姉さんに頼んでおく。僕らはパンを希望した。パンは宿で自前で焼いている。朝から香ばしいパンの焼けるいい匂いが分校内に漂っていた。生野菜にハムエッグ、ジャムにヨーグルト。僕らにしては、もの凄く健康的な朝食である。



 食堂にはクラシックが流れる。アナログレコードを真空管アンプで増幅した音だ。食後はゆっくりコーヒーを飲んで余韻を楽しむ。当然何も残らないのだ。



 良い時間を過ごした分校での一泊であった。