田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

2007田切冬の大掃除3

2007-02-24 21:33:04 | 飯田線の旅
 名古屋辺りでは全然積もってなかったが、中央線を北上するうちにどんどん積雪が多くなり、もう横殴りの吹雪状況なのだった。とにかく今回の旅は雪に悩まされそうだ。
 そうこうするうちに、列車は松本駅に着いた。松本に降りるのは何年ぶりだろう?前回降りたのがいつだったか、何をしに降りたのか記憶にないほど前の話だ。
 駅前から、大通りをまっすぐに数キロ進むと前回に写真を掲載した「旧制松本高校」の校舎がある、あがたの森公園である。天気がよければどうって事ない距離なのだが、今回は吹雪の中の行軍であるから、結構な難行なのだ。僕と局長は、大荷物を駅の大型コインロッカーに預けて、軽装になって歩いていくことにした。雪は歩道でも15センチくらい積もっていたろうか?観光案内の地図が頻繁にあるし、そもそもまっすぐ行けば突き当たるのは分かりきっているので、ただひたすら雪に耐えて歩くのみなのだ。
 30分くらい歩くと、お目当てのあがたの森公園に付いた。大きな杉(ヒマラヤスギかな?)の木が印象的な、まさに「森」の名にふさわしい公園だ。旧制松本高校の校舎はこの公園内の保存されていて、現在は公民館的な活用がされているようだ。内部は基本的に自由に見学できる。「旧制高校」は現在で言う「大学」にあたる。つまりここは現在の信州大学の前身なのだ。建物はなかなか綺麗にリフォームされていて、床は樹脂製に張り替えられているが、手入れも行き届いていて好感が持てる。
 ここは一部のファンの間では実に有名な巡礼地なのだ。(例によって局長の受け売りだ・・)このブログでも過去に紹介している「おねてぃー」に高校の校舎として登場しているのだ。
 ↓校舎の中庭。ここもビデオの背景に出てくる。


 ↓校舎の廊下。床が張り替えられて、ペンキが綺麗に塗りなおされている。


 実に金のかかった、凝った造りの建物だ。こんな高校だったら、さぞかしバラ色の高校生活になったろう。