■レース展開
予選PPのS.ディクソンと予選2位のW.パワーがそのままの順位でフィニッシュ。予選10位のM.アンドレッティがじりじりと順位を上げて、3位表彰台を得ました。優勝争いの2台は、着々とラップを重ねていた印象でした。
予選11位だった佐藤琢磨は、最初のイエローまでM.アンドレッティを追走していました。ここが8位争いだったと思うのですが、6台が連なって前後をはさまれ、息詰まる展開でした。二度の他車とのコンタクトがあり、フィニッシュは10位でした。序盤に競り合っていたM.アンドレッティが3位に入っているので、惜しい展開だったと感じます。
■ロードコースでの開催
ドライバーが口を揃えて「路面がスムーズ」と評していたと言われるもてぎロードコース。今年が初開催となりましたが、マシンとドライバーの差が表れにくいレースになりました。アンダーグリーンでの走行が最長で30周近くありましたが、周回遅れになるマシンはありませんでした。ワンメイクのマシンでトップのドライバーが揃うと、スムーズなもてぎのロードコースは一様に安定して走れるということかもしれません。
決勝はビクトリーコーナーのE席で観戦していました。オーバルコースに比べて距離があるので、やはりエンジン音は音量が少し小さく感じます。目新しかったのは、通常のピットエリア(ストレートの内側)ではなくオーバルコース用のピット(ストレートの外側)を使用していた点でした。
■佐藤琢磨キャップ
昨年は予選日に売り切れていた“TSキャップ”。場内でもかぶっている人が多数いて、大人気だったようです。今年は入手することができました。フリーサイズで4500円なり。
■Finepix HS10
昨年(2010年)のインディジャパンを観戦して、「マシンの迫力ある写真を撮りたい」という思いがわきあがりました。今年の1月にミラーレス一眼のFinepix HS10を購入しました。特徴は光学30倍ズームを装備していること。サーキットやスタジアムなど遠距離の撮影に威力を発揮してくれます。この機会に写真撮影の知識を多少つけて、いろいろと試しています。本ブログ上に掲載した写真も、このデジカメで撮影したものです。
フォトアルバムに参戦マシンの写真を整理して掲載しています。(残念ながら、Car. No.22 G.パンターノとCar No.83 C.キンボールの2台の写真がありません。)
■14年の歴史にピリオド
1998年に当時のCART(チャンプカー)シリーズとして開催がスタートした、もてぎでのオーバルレース。2003年からは現在のIRL(インディ・レーシング・リーグ)に鞍替えして開催が続きました。伝えるところによれば、今回の開催打ち切りは収支の理由によるものということです。ご近所ともいえるもてぎなので、気軽に訪れることができました。初開催の1998年にも観戦しているので、最初と最後を見られたのは良い記念と言えそうです。
(写真は、1998年と2011年の公式プログラム)