◆解説・あらすじ◆ (映画.comから転載)
モータースポーツの最高峰である「F1(R)」に挑むレーサーたちの姿を、ブラッド・ピット主演で描いたエンタテインメント大作。監督のジョセフ・コシンスキー、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、脚本のアーレン・クルーガーら「トップガン マーヴェリック」を手がけたスタッフが集い、F1(R)の全面協力を得て、グランプリ開催中の本物のサーキットコースを使って撮影を敢行。世界チャンピオンにも輝いた現役F1(R)ドライバーのルイス・ハミルトンもプロデューサーとして参加している。
かつて世界にその名をとどろかせた伝説的なカリスマF1(R)ドライバーのソニーは、最下位に沈むF1(R)チーム「エイペックス」の代表であり、かつてのチームメイトでもあるルーベンの誘いを受け、現役復帰を果たす。常識破りなソニーの振る舞いに、チームメイトである新人ドライバーのジョシュアやチームメンバーは困惑し、たびたび衝突を繰り返すが、次第にソニーの圧倒的な才能と実力に導かれていく。ソニーはチームとともに過酷な試練を乗り越え、並み居る強敵を相手に命懸けで頂点を目指していく。
主人公ソニーをブラッド・ピットが演じ、ドラマ「スノーフォール」で注目を集め、プラダのブランドアンバサダーも務める若手俳優のダムソン・イドリスが、ソニーのチームメイトでルーキーF1(R)レーサーのジョシュア役を担当。チームを支えるピットクルーのリーダー、ケイト役を「イニシェリン島の精霊」のケリー・コンドン、ソニーをF1(R)の世界に呼び戻すチームの代表ルーベン役はハビエル・バルデムが務めた。
◆感想◆
モータースポーツに限らずスポーツものの映画やドラマって、映像のリアリティが物語にのめりこめるカギだと思っている。
主演のブラッド・ピットのF1レーサーぶりは実在感たっぷりで、彼を取り囲む同僚レーサーもチームスタッフも、実在していそうな雰囲気がしっかりあって、物語にのめりこむことができた。
F1主催者の全面協力?というか主導による制作なのかな。実在チーム、実在ドライバー、実在サーキットのすべてをきっちりと、そしてぜいたくに使っていた。
現代のF1の中継技術をそのまま映画素材として使っていて、実在のF1世界の迫力と華やかさとの境目を感じさせずに巧妙に作られていた。
……で、そのストーリーなのだけど、映画として成り立ちそうな典型的なアイテムをすべて盛り込んだ内容だった、と言える。
ブラッド・ピット演じる主人公のソニー・ヘイズは、映画ならではのキャラクターという感あり。
(これに関して感じたことが複数あるのだけど、彼のキャラクターで一番ツボだったのは「プランC」のくだりだった。)
レースシーンでは、実在のエピソードを下敷きにした箇所が多数あって、元ネタを知っているとニヤリとしてしまう場面がたくさんあった。
(これに関してもいろいろと感じたことがあるのだが、フェルナンド・アロンソ選手のライオン発言エピソードと2021年アブダビGPのレース展開のところかなあ)
「F1賛歌」や「F1布教」的な興ざめな演出は感じられず、ドラマとしてしっかりやり切った作品だと思う。
モータースポーツの最高峰である「F1(R)」に挑むレーサーたちの姿を、ブラッド・ピット主演で描いたエンタテインメント大作。監督のジョセフ・コシンスキー、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、脚本のアーレン・クルーガーら「トップガン マーヴェリック」を手がけたスタッフが集い、F1(R)の全面協力を得て、グランプリ開催中の本物のサーキットコースを使って撮影を敢行。世界チャンピオンにも輝いた現役F1(R)ドライバーのルイス・ハミルトンもプロデューサーとして参加している。
かつて世界にその名をとどろかせた伝説的なカリスマF1(R)ドライバーのソニーは、最下位に沈むF1(R)チーム「エイペックス」の代表であり、かつてのチームメイトでもあるルーベンの誘いを受け、現役復帰を果たす。常識破りなソニーの振る舞いに、チームメイトである新人ドライバーのジョシュアやチームメンバーは困惑し、たびたび衝突を繰り返すが、次第にソニーの圧倒的な才能と実力に導かれていく。ソニーはチームとともに過酷な試練を乗り越え、並み居る強敵を相手に命懸けで頂点を目指していく。
主人公ソニーをブラッド・ピットが演じ、ドラマ「スノーフォール」で注目を集め、プラダのブランドアンバサダーも務める若手俳優のダムソン・イドリスが、ソニーのチームメイトでルーキーF1(R)レーサーのジョシュア役を担当。チームを支えるピットクルーのリーダー、ケイト役を「イニシェリン島の精霊」のケリー・コンドン、ソニーをF1(R)の世界に呼び戻すチームの代表ルーベン役はハビエル・バルデムが務めた。
◆感想◆
モータースポーツに限らずスポーツものの映画やドラマって、映像のリアリティが物語にのめりこめるカギだと思っている。
主演のブラッド・ピットのF1レーサーぶりは実在感たっぷりで、彼を取り囲む同僚レーサーもチームスタッフも、実在していそうな雰囲気がしっかりあって、物語にのめりこむことができた。
F1主催者の全面協力?というか主導による制作なのかな。実在チーム、実在ドライバー、実在サーキットのすべてをきっちりと、そしてぜいたくに使っていた。
現代のF1の中継技術をそのまま映画素材として使っていて、実在のF1世界の迫力と華やかさとの境目を感じさせずに巧妙に作られていた。
……で、そのストーリーなのだけど、映画として成り立ちそうな典型的なアイテムをすべて盛り込んだ内容だった、と言える。
ブラッド・ピット演じる主人公のソニー・ヘイズは、映画ならではのキャラクターという感あり。
(これに関して感じたことが複数あるのだけど、彼のキャラクターで一番ツボだったのは「プランC」のくだりだった。)
レースシーンでは、実在のエピソードを下敷きにした箇所が多数あって、元ネタを知っているとニヤリとしてしまう場面がたくさんあった。
(これに関してもいろいろと感じたことがあるのだが、フェルナンド・アロンソ選手のライオン発言エピソードと2021年アブダビGPのレース展開のところかなあ)
「F1賛歌」や「F1布教」的な興ざめな演出は感じられず、ドラマとしてしっかりやり切った作品だと思う。
