F1の専門誌である「グランプリトクシュウ」は、2016年1月号で休刊となるそうです。
毎月発行となって以降、ニュース記事も充実しており、信頼して購読していました。最新技術の紹介記事は読みごたえがあり、くすりと笑ってしまうようなF1現場の裏話も楽しいものでした。
一愛読者として、これまでの製作・編集に携わった方々に感謝を伝えたい気持ちになりました。
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 5/15号 [雑誌] 価格:¥ 550(税込) 発売日:2014-04-24 |
たいへん久しぶりに「Number」を買いました。
1994年5月1日に他界したA.セナの没後20年特集号でした。
F1関係者や報道に携わる方、またインスパイアされた方のコメントが特集されていました。20年以上前のセナのエピソードや当時の情勢と、彼が生きていれば…という無念の思いの記事で埋められていました。
ツインリンクもてぎのHonda Collection Hallで、表記の展示を実施中ということで見に行ってきました。 ホールの3F中央エリア(連絡橋部分)に、1988年から1992年まで5年分のマシンが勢ぞろいしています。
これだけ並べて比較して見られるのは、なかなかないかも知れません。 興奮して見てきました。
フォトギャラリーを公開しました。
→http://t-isoami.blog.ocn.ne.jp/photos/1307_hondaf1/index.html
■最終戦 ブラジルGP
□11/25 インテルラゴス
1位 J.バトン (マクラーレン・メルセデス)
2位 F.アロンソ (フェラーリ)
3位 F.マッサ (フェラーリ)
9位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
BSフジの中継で、レース終了直後の解説・川合氏のひとこと「いやあ、クレイジーなレースでしたねえ…」。混戦で始まった今シーズンの終幕は、不安定な気候が演出した目を離せない展開となった。
BSフジの放送まで待ちきれなかったので、テキストライブによる中継を読んでいた。テキストライブでレースのすべてを読むのは初めてだったが、大興奮の展開だった。こういうレース観戦もありだな、と感じた体験だった。
■2012年ドライバーランキング
1位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー) 281pts. (5勝)
2位 F.アロンソ (フェラーリ) 278pts. (3勝)
3位 K.ライコネン (ロータス・ルノー) 207pts. (1勝)
4位 L.ハミルトン (マクラーレン・メルセデス) 190pts. (4勝)
5位 J.バトン (マクラーレン・メルセデス) 188pts. (3勝)
6位 M.ウェバー (レッドブル・ルノー) 179pts. (2勝)
7位 F.マッサ (フェラーリ) 122pts.
8位 R.グロジャン (ロータス・ルノー) 96pts.
9位 N.ロズベルグ (メルセデスAMG) 93pts. (1勝)
10位 S.ペレス (ザウバー・フェラーリ) 66pts.
20レースある中で、アロンソは3勝止まりだったのが残念。しかし、毎レースきっちりと表彰台近くまで進出するレース巧者ぶりは、ひときわ目立っていた。画面を通して見える、スポーツマンらしい清々しさにも魅了された。
ベッテルが3連覇を達成し、チャンピオン2回のアロンソを数字の上では上回った。M.シューマッハは「皇帝」と呼ばれていたが、毎年しぶとく王者争いに食い込むアロンソに、シューマッハに代わる絶大な存在感を感じている。
6人の世界チャンピオンが揃った今季。たいへん見ごたえのあるシーズンだった。
■第17戦 インドGP
□10/28ブッダ・インターナショナル
1位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
2位 F.アロンソ (フェラーリ)
3位 M.ウェバー (レッドブル・ルノー)
14位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第18戦 アブダビGP
□11/4ヤス・マリーナ
1位 K.ライコネン (ロータス・ルノー)
2位 F.アロンソ (フェラーリ)
3位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
6位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第19戦 アメリカGP
□11/18サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
1位 L.ハミルトン (マクラーレン・メルセデス)
2位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
3位 F.アロンソ (フェラーリ)
14位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
開催2年目のインドGP、同じく4年目のアブダビGP、そしてアメリカGPは、新しいサーキット・オブ・ジ・アメリカズでの初レースとなった。画面を通して、いずれのコース・施設も真新しいモダンな雰囲気が見てとれる。
トワイライトレースのアブダビGPは、空の色が変化して時間経過を感じることができる雰囲気が好き。ぜひナマ観戦したいレースである。
初お目見えのサーキット・オブ・ジアメリカズもけっこう好きになったかも。1コーナーに向けての上り坂など、アップダウンの変化に富んでいる。画面から伝わってくるコースの雰囲気も、なんとなく良さそうだった。
コンストラクター・チャンピオン争いは、レッドブルの3連覇で決着した。
ドライバー・チャンピオンの決着は、最終戦ブラジルGPまで持ち越しとなった。K.ライコネンも含めて8人の優勝者が出た2012シーズンだが、最後はやはりベッテルとアロンソによる争いに。各レースの結果を見ても、この2人が群を抜いているものねえ。
さて、最終戦は、いかなる結果に……。
■第15戦 日本GP
□10/7鈴鹿
1位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
2位 F.マッサ (フェラーリ)
3位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第16戦 韓国GP
□10/14コリア・インターナショナル
1位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
2位 M.ウェバー (レッドブル・ルノー)
3位 F.アロンソ (フェラーリ)
DNF 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
母国レースの鈴鹿で、小林可夢偉がついに表彰台を獲得した! 1990年日本GPの鈴木亜久里、2004年アメリカGPの佐藤琢磨に次いで、日本人3人目の表彰台となった。 来季の動向が気になるところであるが、次のステップを目指して戦う姿を引き続き応援したい。
シンガポール、日本、韓国でS.ベッテルが3連勝を達成した。マシンの優劣の序列は完全にはっきりしてきた。年間王者争いでも、ついにベッテルが首位に浮上した。 ベッテル&レッドブル優勢の状況だが、大一番が待っていそうな気がする。
11月末まで続く、歴代最多の年間20戦シーズン。F.アロンソとのデッドヒートを最後まで期待したい。
■第12戦ベルギーGP
□9/2スパ・フランコルシャン
1位 J.バトン (マクラーレン・メルセデス)
2位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
3位 K.ライコネン (ロータス・ルノー)
13位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第13戦イタリアGP
□9/9モンツァ
1位 L.ハミルトン (マクラーレン・メルセデス)
2位 S.ペレス (ザウバー・フェラーリ)
3位 F.アロンソ (フェラーリ)
9位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第14戦シンガポールGP
□9/23マリーナ・ベイ・ストリート
1位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
2位 J.バトン (マクラーレン・メルセデス)
3位 F.アロンソ (フェラーリ)
13位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
4週間の夏休み明けの9月の3レース。小林可夢偉のザウバーに注目して振り返る。
ベルギーGPでは、予選で2番手を獲得した。鈴鹿とともに「ドライバー・サーキット」とされる、スパ・フランコルシャンでの予選自己ベストに、今度こそ表彰台の期待をかけた。しかし、決勝スタート直後のクラッシュに巻き込まれ、表彰台のチャンスは消えてしまった。スタートで出遅れなければ巻き込まれずに済んだだけに、本当に惜しいレースだった。
イタリアGPでは、同僚ペレスが今季3度目の表彰台を獲得した。これが大きく作用したかは不明だが、ペレスは来季のマクラーレンのシートも獲得し、これには驚いた。
シンガポールGPでは、可夢偉は予選Q1敗退で、マシン不調を嘆いていたようだった。
次は鈴鹿・日本GP。可夢偉選手の上位快走を願ってやみません!
■第9戦イギリスGP
□7/8シルバーストーン・サーキット
1位 M.ウェバー (レッドブル・ルノー)
2位 F.アロンソ (フェラーリ)
3位 S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
11位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第10戦ドイツGP
□7/22ホッケンハイムリンク
1位 F.アロンソ (フェラーリ)
2位 J.バトン (マクラーレン・メルセデス)
3位 K.ライコネン (ロータス・ルノー)
4位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第11戦ハンガリーGP
□7/29ハンガロリンク
1位 L.ハミルトン (マクラーレン・メルセデス)
2位 K.ライコネン (ロータス・ルノー)
3位 R.グロジャン (ロータス・ルノー)
18位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
今シーズンは8月はレースなし、サマー・バケーション前の7月の3レースは、いずれも長く続く伝統のグランプリでした。
開幕前にはマシンの戦闘力不足が伝えられていたフェラーリ。しかし前半戦を終えて、アロンソが見事なまとめかたで40pts.をつけてポイントリーダーに立っている(164pts.)。2位と3位は、ウェバー(124pts.)とベッテル(122pts.)のレッドブルの二人がつけている。昨年までの圧倒的な速さはなく、ベッテルはドイツでペナルティによる失点もあった。勝ち星を増やして、終盤までシーズンを盛り上げてほしい。4位ハミルトン(117pts.)、5位ライコネン(116pts.)までがチャンピオンの可能性圏内か。
ドイツGPでは、小林可夢偉が見事な走りで5位フィニッシュ。ベッテルのペナルティで4位繰り上げとなった。後半戦早いうちに表彰台を獲得してほしい。
■第7戦カナダGP
□6/10ジル・ビルヌーブ・サーキット
1位 L.ハミルトン (マクラーレン・メルセデス)
2位 R.グロージャン (ロータス・ルノー)
3位 S.ペレス (ザウバー・フェラーリ)
9位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第8戦ヨーロッパGP
□6/24バレンシア市街地
1位 F.アロンソ (フェラーリ)
2位 K.ライコネン (ロータス・ルノー)
3位 M.シューマッハ (メルセデスAMG)
DNF 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
カナダGPではL.ハミルトンが7人目のウィナーとなり、混戦が続く2012年シーズン。
地元スペインのヨーロッパGPで、F.アロンソが予選12番手から逆転で今季2勝目を挙げた。地元での会心の勝利に、表彰台で思わず目頭をおさえたアロンソ。ライコネンとシューマッハが表彰台に並んで、印象的な結果となった。
各チームまだ主導権を握れない今シーズン。7月の3レースが楽しみである。
WINGS(初回生産限定盤) 価格:¥ 3,400(税込) 発売日:2012-05-23 |
T-SQUAREの2012年Newアルバムを購入した。
『初回生産限定盤』は2枚組みで、“TRUTH”のオリジナル仕様(BSフジF1中継で使用している演奏)が収録されている。
■第5戦スペインGP
□5/13 カタロニア
1位 P.マルドナド (ウィリアムズ・ルノー)
2位 F.アロンソ (フェラーリ)
3位 K.ライコネン (ロータス・ルノー)
5位 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第6戦モナコGP
□5/27 モンテカルロ市街地
1位 M.ウェバー (ウィリアムズ・ルノー)
2位 F.アロンソ (フェラーリ)
3位 K.ライコネン (ロータス・ルノー)
DNF 小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
4レースを終えて、4チームから4人がウィナーとなった2012年シーズン。
ヨーロッパ・ラウンドの始まりのスペインGPを制したのは、5チーム目の5人目のウィナーだった。表彰台で2人のチャンピオンから祝福を受けた姿はすがすがしかった。
そして、伝統のモナコGP。予選トップタイムをたたき出したのが、M.シューマッハ!5グリッド降格ペナルティが悔やまれるが、ついに予選トップまで戻ってきたか、という感じだ。レースは、レッドブルのM.ウェバーが「抜けない」モナコを順当に制し、6人目のウィナーとなった。
まだまだ、新たなウィナーがいそうな今シーズン。モナコ予選トップのシューマッハや、ロータスの2台だって勝つ可能性はありそう。それに、L.ハミルトンだって、まだ表彰台の中央には、今シーズン立っていない。どうなっちゃうの、2012年。
F1モナコGPと同日開催となった、米IRLインディ500。佐藤琢磨が最終ラップ2位走行ながら、クラッシュしてしまった、ということだ。動画は見ていないが、果敢に優勝を狙っての結果のようだ。残念だけど、そこまでの健闘に拍手!
■第2戦マレーシアGP
□3/25 セパン・インターナショナル
1位:F.アロンソ (フェラーリ)
2位:S.ペレス (ザウバー・フェラーリ)
3位:L.ハミルトン (マクラーレン・メルセデス)
DNF:小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第3戦中国GP
□4/15 上海・インターナショナル
1位:N.ロズベルグ (メルセデスAMG)
2位:J.バトン (マクラーレン・メルセデス)
3位:L.ハミルトン (マクラーレン・メルセデス)
10位:小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
■第4戦バーレーンGP
□4/22 バーレーン・インターナショナル
1位:S.ベッテル (レッドブル・ルノー)
2位:K.ライコネン (ロータス・ルノー)
3位:R.グロジャン (ロータス・ルノー)
13位:小林可夢偉 (ザウバー・フェラーリ)
豪州&アジアの4レースを終えて、すべてウィナーが異なる結果となった。チーム別でも、マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、レッドブルが1勝ずつ。6人のチャンピオン経験者が競演するシーズンに期待が集まっていたが、それを裏付けるものとなった。
■ポイントスタンディングス(第4戦まで)
1位:S.ベッテル (レッドブル・ルノー) 53 pts.
2位:L.ハミルトン (マクラーレン・メルセデス) 49 pts.
3位:M.ウェバー (レッドブル・ルノー) 48 pts.
4位:J.バトン (マクラーレン・メルセデス) 43 pts.
5位:F.アロンソ (フェラーリ) 43 pts.
6位:N.ロズベルグ (メルセデスAMG) 35 pts.
開幕4戦を俯瞰すると、まだ僅差とはいえ、レッドブルとマクラーレンがシーズンをリードする構図が見えてくる。とは言え、中盤戦くらいまでは各チームが入り乱れる混戦に期待したい。