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人生、後悔のない航海へ!(コーチ・らしんばん)  

仕事も人生も思いのまま。今日は、人生という真っ白なカンバスにどんな絵を描きますか。

プロジェクトマネジャーの役割を考える

2015年07月26日 | プロジェクトマネジメント
はじめに
PMBOK第5版が世に出て2年半あまりが過ぎました。
世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント(第4版)が4月に出版されました。
この本は入門書として最適ですので、前職でサブテキストとして使用していました。

プロジェクトマネジメントの威力もすっかり浸透し、
プロジェクトを成功に導いたり、プロジェクトを立て直した
PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
のお話も目にするようになりました。
実証済みの定型的な技法を活用することの重要性も認識されています。

私なりに、あらためてプロジェクトマネジャーの役割を考えてみます。

プロジェクトマネジェーの仕事の8割がコミュニケーション、聴くこと(傾聴)と
語られています。PMBOK第5版では、プロジェクトマネジャーのスキルとして
コーチングも求められています。

では、聴いてどうするのでしょうか?
ステークホルダーやチームメンバーから
何かを引き出すのでは?
ビジネスアナリシスにおいては、要求の引き出しのテクニック
も重要視されているようですが。

では、プロジェクトを成功に導くために
プロジェクトマネジャーは何をする必要があるのでしょう?
3つに絞って考えてみます。

1.計画して実行すること
  スコープ、スケジュール、予算、リスク等の検討、そして実行とコントロール。
  コミュニケーションも重要です。

2.プロジェクトの終着点に焦点を当てる
  WBS、ワークパッケージ1つ1つに同じように重きを置くことなく、
  最終成果物に焦点を当てること。最終目標が明確であると、プロジェクトが困難な
  時期にあっても、プロジェクトを指揮し、成功へ導くことができます。
  (これは、コーチングのスキルそのものなのですが。)

3.マネジャーとリーダーの2つの役割を演じる
  マネジャーとしては、チームメンバーから信頼を得ること。
   プロジェクトマネジメント技法を上手に活用できるもと、さらに専門知識があること。
   ここでも、コーチングのスキルがポイントとなりそうです。
  リーダーとして決断し、責任を引き受ける
   ここで、質問なのですが・・・
   自分が専門知識に精通していると、チームメンバーの仕事に口出ししたくなる。
   未経験の仕事に関しては、チームメンバーには任せられないので、自分が関与すべきである。
   いかがでしょうか。
   プロジェクトリーダーがこの2つに当てはまると・・・
   私は、これで相当苦労させられました。

私は、プロジェクトマネジャーはスーパーマンか、とよく思います。
自分に足りないものは、誰かできる人に任せればよろしい。
それだけのことなのですが。
普通に、現場の管理職にも当てはまります。
   

参考:世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント(第4版)


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