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お遍路さんに目覚める。

2007-08-11 07:29:41 | ほん

四国霊場八十八箇所を巡るお遍路さん ・・・何か重大なことを祈願する人、信心深い人、修行、年配の方の団体旅行・・・などの認識しかなかった。

ワタシの大好きな番組「水曜どうでしょう」で受験生合格を祈願してなどの内容で巡っていたのを見たのをきっかけに、つい最近入手した“佐藤光代”さんの書いた「私のお遍路日記ー歩いて巡った四国八十八箇所ー」を読み終えた日に偶然書店で「旅の手帳9月号」が目について購入。
なんと特集記事が“おためし遍路”だったのです。

お遍路さんには、もっともっとガチガチの決まりがあって、廻る順番などのこと・身に着けるもの・食べるものなど制約だらけでキツイものだと思っていた。
ましてや信仰心や深刻な悩みなどなく、また長期の休みも取れないワタシなどには無縁のものだと思っていた。

「私のお遍路日記」はそんなビギナーに近い(失礼!本当はお詳しい方なんでしょうが)人達の年齢の佐藤さんが実際一人で46日間で“歩きお遍路”で四国を廻った日記で、お遍路さんの基礎的なことから始まり、行程、細かな距離・宿お店情報・お遍路にくる人々のこと・それを迎え入れる四国の人々のことから日々の足の痛みまでリアルで楽しく一気に読んでしまった。

お遍路にはそれぞれのスタイルがあって良いんですね。
通し打ち(全て廻る)じゃなくても、区切り打ち(何分割化で長期間で廻る)でも交通機関を使っても、逆打ち(逆周りは呪い打ちだと思ってましたよ・・・・映画「死国」を読んでの間違った認識です・・・)でさえOK!ですと。
なんと懐の深いことです。

「旅の手帳」の“おためし遍路”は更にワタシのようなビギナーに新しい提案をするように、旅行に取り入れた“お遍路”のカタチの特集。 いかにも旅行な感じの”お気軽バージョン”ステキな写真・おいしいものの紹介の他、お遍路さんの作法もしっかり押さえている。

印象的だったのは佐藤さんの本の中にあった「いくらお遍路をしても自分がかわろうとしなければ意味がないんだよ」という言葉。
スタンプラリーじゃないんだから、ご利益を期待するのではなく、廻ることで何かを感じ取り自分が変わること・・・それがお遍路の本当の意味なんじゃないでしょうか?
目には見えないものへの感謝・人・モノ・お金への感謝。
頭ではなんとなく理解していることもお遍路での体験は感じ方がぜったい違うハズ。
俗事まみれで、物欲の塊で大人気ないワタシには必要かも・・・。

“いつかは四国にいってみたい”とずっと思っていた。
ステキな景色をみて、おいしいうどんを食べて帰ってくる旅もいいんだが、ぜひ“おためしお遍路”で1日か2日自分の足で“歩きお遍路”をやってみたい!!と思っちゃいました。(とはいえ軟弱モノなので、まずは”おためし”ってことで!)

四国がワタシを呼んでいるのかな???


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