父子。

夜中に相棒が隣で寝ているムスメの方に寝返りを打ち、「きゃあ、つぶれちゃうっ」と思って慌てて止めようとしたら、ムスメは自分の足で蹴り止めて巻込まれないようにブロックしていた。寝相の悪い者同士の攻防戦。
最近はハイハイのポーズをとることもあるけど、相変わらずムスメはお腹をすってずりずり移動している。障害物はどけ、迂回することも知っているのに、座ったり横たわったりしている「わたし」のことは、どかしも迂回もせずに乗り越えていく。どうやら“オフロード”を楽しんでいる模様。私の脚や腹や胸や首の上をしがみつきながらずりばうので、ムスメの肘や拳が入って「おえぇぇ」「ぐふっ」「あ゛～～」と私が声を出すのが楽しいのかも？しかし、わざわざ私の上に乗った変な姿勢のまま床に転がるおもちゃを掴もうとしているのを見ると「もっと楽な道もあるのに、わざわざ困難な道を選んでいるなぁ」と思わずにはいられない。「俺の人生もひとからよくそう言われる」と相棒。
ＤＮＡかな。