れもん。

馴染みのとんかつやさんに行く。妊婦期からよく通っていたこともあり、色々とよくしてくれる。もうすぐムスメは９ヶ月になると伝えると、サービスで豆腐を出してくれた。
つかまり立ちをするようになったムスメは食卓上のおとなの食事に興味津津。すぐにあらゆる物に手を伸ばすので、おとなしくなればと思いパセリを持たせたら、すぐに口に入れてむしゃむしゃ食べてしまった。離乳食ではまだ水分の多い「舌でつぶせる」やわらかい物しかあげていないので、まさか“葉っぱ”のパセリを食べちゃうとは思わずびっくりした。
これならすっぱいから食べられないだろうと搾り終えたレモンの皮を持たせたら、表情ひとつ変えずにひたすら残った果肉をむしゃむしゃむしゃむしゃ…びっくり！トマトやヨーグルト、酸っぱくて食べない赤ちゃんもいる中、ムスメは平然と食べていたけど、まさかレモンまで食べるとは。

１年。

親友ユミコの誕生会を仲良し３人組で我が家に集合して開催した。
同じメンバーで去年も同じように誕生会をした。あの時は３人（＋腹に２人）だったのが、今年は３人＋２人。腹の中にいた２人と外に出た２人とではエライ違いで、誕生会というか運動会みたいなことになってしまった…（すまん）。
子どもにとっては大きな進化の１年、おとなにとっては“小さな”かもしれないけど、やっぱり進化の１年でありたいな。

続・お愛想。

ムスメは眠たくなるとふにふに言い出す。度が進むと泣き出す。もう辛抱たまらんとなると全身で泣き叫び「ふんぎゃあああ（おっぱいくれ～っ!!出せ～っ!!早く～っ!!）」と大騒ぎ。
今朝も１０時のおねむタイムに泣き叫び、おっぱいをくわえてようやく落ち着いた途端に玄関のチャイムが鳴った。ムスメも抱っこして玄関に出ると、お向かいのおばちゃんが野菜を持って来てくれたのだった。さっきまで泣き叫んでいたムスメは、ちゃんとおばちゃんに笑顔でご挨拶をしていた。むむ…やるな、おぬし。

お愛想。

ムスメはとても愛想がいい。とーちゃん以外の男性に抱っこをされると号泣するが、抱っこさえされなければ老若男女問わずニコニコ笑顔を向ける。おかげで見ず知らずの人にまで可愛がってもらえ、なんだか幸せ。
近所のおばちゃんにも人気があり、よく抱っこしてもらっていたんだけど、最近になって女性に対しても人見知りが始まったようで、「抱っこさせて」と手を差し出されても私にしがみつくようになってきた。今日はおばちゃんに抱っこしてもらいながら私を片手でつかみ、そのうち両手でつかみ、しまいには身体をねじって片足も私につかまってしまったので、おばちゃんが根負けして笑って返してくれた。泣かずに態度で訴えるところがすごいなぁ。

交流。

「会おう」と言い出して早数か月、家は車で１０分と離れていないはずなのになかなか会えなかった、なっちゃんと娘のありさちゃんにようやく会えた。お互いに「日常」を過ごすことがいかに忙しいかを感じる。なっちゃんは私よりもハードな状況での家事育児、頑張ってるなあと思う。
家族が違えば生活も違い、１ヶ月半だけ月齢の違う娘達も育ち方が違い…当たり前のことだけど、そういう中から色々感じたり気付いたり学んだりするから、やっぱり誰かと交流することは大切だ。
ムスメ同士の交流も大切だ…っていうか、まだ０歳児同士、本人達は交流できているかどうかわからないけど、見ているのがとても楽しい今日この頃。

ちょびっと嬉しかった。

ムスメがモデル事務所にスカウトされた。「目が印象的でかわいいですね」と声をかけられて、親バカ夫婦は悪い気はしない。「えへへ～、かわいいでしょ」と振り向き、話を聞いてしまった。
私も相棒も、ムスメを芸能人にしたいという希望は特にない。むしろ“売り物”にはしたくない。時間や場所や色々なストレスを受けるよりも、やりたい放題自由奔放で過ごすことが今のムスメにとって幸せで大切なはずだ…という結論に達しお断りした。ムスメの可能性をつぶしたわけじゃないよね、とちょっと悩みつつ後日ネットで色々調べたところ、あまり評判のよくない事務所だったので結果オーライ。ま、“スカウトされた”ということだけでも「いい記念」だよね、ムスメ。

よだれ。

顔を横にして眠りについたムスメ。だらしなく開いた口元がきらりと輝いていた。相棒に「見て見て、かわいい♪よだれ垂らして眠ってるよ」と言うと、「うーん、これは“垂れてる”なんてもんじゃなくて“溢れてる”だな」。「え？」よくよく見ると、ムスメの口から滝のように流れ出ているよだれで、枕に湖ができつつあった。「わ！ほんとだ！」。

外食。

親子３人で初の外食。ムスメを伴って夫婦で外食することはこれまでもたびたびあったけど、ムスメは食べられずにそこにいるだけだった。今日はうどん屋さんだったのでムスメもお食事できた。さすがにうどんはコシがあって、ムスメにはまだ食べられないが、サラダうどんに入っていた豆腐とトマトを食べた。「一緒」に食事ができるのは家族の一員な感じがしてちょっと嬉しい。お隣りでも同じような３人家族が食事をしていて、お互いに言葉を交わしたりできちゃうのも楽しい（ムスメ同士も赤ちゃん語で交信していた模様）。
お座敷があって、座卓用赤ちゃん椅子もあり、赤ちゃん用に皿やスプーン、フォーク、お水も出してくれる。『うどんの民芸』というチェーン店、赤ちゃん連れでも利用しやすくてオススメ。

（にゃ）ん～。

我が家の近くに黒いねこさんがいる。近所の飼い猫で、わりと堂々と庭やら玄関先やらに侵入してノシノシと歩いている。鈴を鳴らしてやってくるので、相棒と“しゃんしゃん”と勝手に名付け（本名は別にあるはず）、この１年半手なずけようとしているがあとちょっとのところで触らせてはくれない。
散歩中、しゃんしゃんが通りかかったのでムスメに「ねこさんだねぇ、“にゃ～ん”だねぇ」と教えたところ、ムスメは食い入るように見つめて「ん～」「ん～」と言っていた。ムスメはまだ「にゃ」と発音できないので、あれはムスメ流の「にゃ～ん」だったのかも。犬に引き続き猫と対話をするムスメ。
あんまりしつこくムスメと「ん～」と追い回し過ぎて、最後にはシャ～ッッ!!としゃんしゃんに威嚇されてしまった…へへ。

あーん。

ムスメとの「お３時」が嬉しい今日この頃（なぜなら、離乳食を作ったり食べさせたりするより手がかからないし、ひとりよりふたりの方がおやつを食べるのは楽しいから）。ムスメのおやつは「赤ちゃんせんべい」から最近は「たまごボーロ」に昇格した。お皿に乗せると手のひらでわしっとつかんでしまう。そうすると手を開かないとお口にボーロは入らないんだけど、落としたくないから握りしめたまま。いつまでたっても食べられずにむなしくゲンコツをなめるムスメ。「こうやって指でつまんで食べるんだよ」とボーロをつまんで見せると、口をあーんとして私の指にせまってくる。ぱく。
「こうやって指でつまんで…」あーん、ぱく。「手を開いて指でね…」あーん、ぱく。「だからね、こうやって…」あーん、ぱく。
嬉しい楽しいティータイム♪