オバチャンの口癖?!

ひきつづき相棒の実家にてワイワイ過ごしている。
いろんな人(身内)がいろんなふうにかまってくれるので、ムスメにとっては刺激的な時間だろう。砂場や滑り台、グランドで遊んだり、大きなワンワン(ゴールデンレトリバー)をなでなでしたり。相棒実家の台所や玄関にある３５cmほどの段差の上り下りを完全にクリアしたので、ちょっとした階段は自分で行けるようになった。これは感動的な進歩。そしてムスメの口からは段差を越える度に「えっしょ」「えっしょ」と聞こえてくる…やはり伝染したな。私の口癖ヨイショが。「あった～！」とも言うようになった。

今日のムスメ。

相棒の実家にて、年末年始を過ごすべくただいま滞在中。いつもよりも大勢(相棒の両親と兄妹＋私相棒ムスメ＝７人)の家族との関わりにいろんな楽しいことをムスメは見せてくれる。
じゃがりこ、キムチ、紅しょうが。１歳児が好むとは思わなかった食べ物を欲しがって、普段は食べない物をいろいろ口にしている。
相棒妹の誕生日祝いに、暗闇で苺いっぱいケーキにキャンドルを灯してみんなで歌を歌ったら、ムスメはまるで自分が祝われているかのようにキラキラわくわくした顔をしていた。
相棒兄がプレゼントに黄色の素敵なフリースジャケットをムスメにくれたので、試着させたら、まるでモデルさんのようにムスメなりにポーズをとってご披露、脱がそうとすると嫌がって開いてしまったファスナーを閉じようと必死になった。
物を欲しがる時にムキ～！と騒ぐので、「チョウダイって言うんだよ」「チョウダイって言ってごらん」と訓練中だけど、まだムスメは言えない。夜寝る前のおっぱいを要求するのも、例によって私の胸元に手を突っ込んで泣きわめくので「チョウダイって言って」と言ったらムスメはしばらく考えて「いただきます」ポーズ(両手を合わせる)を私に向かってとってくれた。大爆笑。でもカシコイぞ！

赤ちゃん。

生後３ヶ月になる、友人の赤ちゃんに会いに行った。我がムスメとは１歳違わないくらいの差だけど、改めて両方を一度に見るとその差は歴然！
ムスメだって、たったの１年前はこんなに小さくて軽くて動かなくて…今も完全には赤ちゃんから抜け切っていないはずだけど、比べると立派な子どもだなあ。
自分の行きたい方へ歩いて移動し、触りたい物を激しくいじり、おいしそうな物があれば飲んだり食べたり…広い見慣れないお家の中を縦横無尽に動き回る。赤ちゃんおもちゃや新生児お世話グッズ、あ～懐かしい！私もこうやってたなぁ…と感慨にふける間もなく、あれこれ勝手に歩き回り触りまくるムスメの乱暴狼藉、３ヶ月児のママさんには絶対いろんな意味で迷惑のはずなので、早々に退散した。
子どもの１年って本当にあっという間の成長ぶり。壊れ物を扱うような不安な日々はいつの間にか過ぎ去り、家族の一員として堂々たる存在としてムスメは今ここにいる。

プレゼント。

ムスメのクリスマスプレゼント、あれがいいかな、これがいいかな…と広告の数千円するおもちゃをあれこれ吟味していた。その側でムスメは空のペットボトルのキャップをはめて嬉々として遊んでいた。そうだった。ムスメ自身、高価な物を特に必要としているわけじゃないのよね。
今年は絵本。来年あたりはサンタさんに運んで来てもらおうかな。

食事の気分。

ムスメとは毎日楽しく過ごしているけど、今は３度の食事が私の悩み。
何をあげるか、どうしたら食べるか、栄養のバランスはどうか、いろいろ考えて出したものが全部ムスメのお気に召さなかったり、ぐちゃぐちゃのべちょべちょのオモチャになったり。最近は食べ物がお口に入った♪と喜んだ次の瞬間にはにゅるにゅると出てくること多し…くすん。
今夜もいろいろ工夫を試みてムスメの前に並べたところ、また次つぎと口に入れては出すを繰り返し、食べ物を手でぐちゃぐちゃしたり床に落としたり。がっかりしていたら、ムスメがお茶を欲しがり、いつものストローマグじゃなくてコップで飲みたいと主張。やりたいなら…と始めは私がコップを傾けて飲ませていたけど、ムスメにコップを預けてやらせてみた。しばらく苦戦して、ある時飲めた。また飲めた！また飲めた!!ムスメはにっこにこでご満悦。さっきまで気に入らずにポイポイしていた食べ物を、人が変わったように黙々と食べ、いつもなら嫌がりそうなおかずも余裕で完食。う～ん、すごい。「うれしい」という感情の生むパワーって素晴らしい！
ムスメはまたひとつできてうれしいことを習得した。

とりかえっこ。

親友マホちゃん＆娘ひまちゃん宅に遊びに行った。
いつもならすぐに抱っこをせがむムスメがせがまない。どうやら、私とマホちゃんは全体的にとっても似ているので、大きく興味をひかないらしい。ひまちゃんもこれといって特別な動きを見せることなく、ひま's かあちゃんと私を同列に扱っている様子。しまいには双方違うかあちゃんの膝に自ら座りにいってお気に入りのテレビを鑑賞している始末。
ムスメがよそのお母さんの方へ行ってしまって、そのお母さんは自分の子と我がムスメとの相手に忙しい…というのはよくあるパターンだけど、ここまで見事に「とりかえっこ」は珍しい。なんだか楽しかった。

ち、ちだ！

私と同じく母乳育児に励む友人から相談メールが届いた。「息子に前歯が生えて、授乳時にひどく噛まれ、死ぬ思い。授乳が辛くて苦しい…」あー…言葉にならないくらい痛いんだよね。ムスメも歯が生えたての時によく噛んでくれて、おっぱいの一部がえぐれたこともありました(泣)。新しい歯が生える度に“よく噛む期”があるように感じるなあ。今は歯も落ち着いたのか、たまにしか噛まないけど(でもたまに噛む)。寝付きのおっぱいの時は、ムスメは眠りに落ちる瞬間に強く噛み締めてくれるのでと～っても痛い。
友人の悩みは人事じゃないのよね…。「たまに」だから私は耐えられているのかも。今夜もムスメは眠りに落ちる瞬間に噛み締めてからそっぽを向いてくれた。いつも以上の激痛！よく見るとおっぱいにくっきり歯形、さらに…血が出てるよ～!!“ちち”じゃなくて“ち”が…。ああああ～。

はっぱっぱ。

相棒のキャンプの仕事に便乗して、ムスメと私も日曜日を森で過ごす。青い空、風が吹くとパラパラと音をたてて舞い散る紅葉した葉っぱ、とってもきれい。
ムスメは、森はすでに体験しているが、自分の足で歩くのは初めて！あちらこちらと好きな方向へ歩き回る。たくさん積もったふかふか落ち葉、拾っても拾ってもなくならない小石たち、まっ黒に汚れる真っ赤に冷たくなったおてて…何もかもが楽しそうで、飽きることなくどろんこになって遊び続けていた。落ち葉をつかんでパッと放り投げて散らすのが一番気に入っていたようだった。上着のフードにはたくさん土と落ち葉がつまっていた。「ぱっぱ(葉っぱ)」という言葉もマスター。
よほど遊び疲れたのか、夜お風呂からあがって着替えている最中に眠ってしまった。こんなことも初めて！

やったぁ！

ムスメのボキャブラリーに「えーと」と「だっこ」、「なに～」、そしてついに「カーチャン」が加わった。
似たような発音は頻繁にしていたんだけど、私がムスメから見えなくなると、いると思われる方向に向かってクリアな発音で「カーチャン！カーチャン！」と事あるごとに叫ぶ姿を見て、相棒が「あああ、いーないーないーな～!!トーチャンって呼んでぇぇ!!」とムスメに迫っていた。
お風呂に入った時、ムスメは泡のついた自分の手で目をこすってしまった。痛いのでさらに手でこすってもっと痛い思いをして軽くパニックを起こし、不安から助けて欲しい一心で「だっこ!!だっこ!!だっこ!!」と絶叫する姿はとてもいじらしかった。
ま、何にせよとにかく私がムスメの前で頻繁に使う言葉を次々と習得していることに間違いない。「よいしょ」「んも～」と言い出すのは時間の問題ね。

「これ」ですか。

「これ」と言って指差して要求を伝える技をマスターしたムスメ。何か食べたい飲みたい、あけて欲しい、取って欲しい、読んで欲しい、やらせて欲しいetc...ただ泣くだけだった時期に比べたら、うんと楽になった。
一番具体的なのは「おっぱいちょうだい」。「これっ、これっ」と言いながら、おっぱいを指差すのがエスカレートして、私の服の襟首を伸ばして中に腕を突っ込んでくれるようになった…わかりやす過ぎる。外でやられると私はちょっと恥ずかしい目にあうのだった。