ヘタレ創作ヤログ~人生これでいいのだ!!

原点に立ち返った、創作ヤロウのブログ!
「負け組プータログ!!」からタイトル再変更。でも、今まで通り幅広くいきます~

原点回帰準備終了

2013年01月04日 23時52分06秒 | 雑談
かなー?

3日続けてDVD見てました。
何を見ていたかというと、押井作品です

原点回帰するからには、「映画を作ろうと思い始めたきっかけ」を追体験する必要があると思ったから。
それをやらないと、逆に映画作れないだろうな、と

映画を作っていた頃って、毎回必ず「こういうのやりたい」っていうのがあって作っていたんだけど、今そういうハッキリしたものがないんだよね。
だからしばらく作らないできた。

でもね、そのままじゃ多分もう一生作らないだろうと思うし、作らなくても誰も困らないけど、俺が存在する理由って何だ?って考えた時に、何もないわけね。
ま、厳密にいえばこまごまとした趣味はいっぱいあるわけだけど、「コレ!」ってもんがない。
「コレが俺の生きがいなんですよ」みたいなもの。

そんなネガティブな状態で映画作ってもしょうがないだろうってつい最近まで思っていたんだけど、何か年末から「ネガティブからスタートしてもいいんじゃないか」って思うようになったわけ。
それに撮りたいものがなければ撮っちゃいけないって決まりもあるわけじゃないし。

ただ、やるならもう一回「初心に帰る」じゃないけどゼロからやり直すくらいの覚悟は持とうと思って。

で、その気持ちを取り戻すべく、映画を作るきっかけになった一つ、押井監督の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を20何年ぶりに見たのが一昨日。
今の俺が、あの作品をどう感じるか、というのに興味があったんで。

で、感想からいうと
「何てつまらない映画なんだ」
とw

当時は確かに、ああいうゴダール辺りのフランス映画に影響を受けたアニメーション映画ってなかったし、それでいてギリギリのところでエンタメしている映画ということで、映画としては結構評価を受けたんだよね。
「うる星やつら」の映画ということでは賛否両論(とうか否定論が圧倒的だったかな?)だったけれども。
そして何よりも監督としての存在感がある人って、当時は押井さん以外では宮崎 駿さんくらいしかいなかったから、映画監督ってすげぇな、カッケーな、面白そうだな、ってところから「俺も撮りたい」ってなったわけ。
ま、あの映画って、ストーリーはよくも悪くもシンプルだったし、意味深&難解に思わせておいて「後は勝手に想像してください」みたいな無責任な映画なら俺も作れそうだ、って思ったのが正直なところだったんだよね。

だから、高校時代に初めて作った映画がまんま「うる星2」のカーボンコピーなのは、当時の知人は皆知っている。

で、原点回帰に話を戻すと、当時の俺と今の俺では全く感想が違っていて、逆にそれが面白かった。

映画そのものは、もう「きっかけ」にはなり得ないんだけど、オーディオコメンタリーで押井さんが言ってるような「撮りたい絵をコンテにしていったらああいう映画になった」という、当時の彼の理論武装を真っ向から否定する現在のコメント(といっても7年くらい前のコメント)の無責任さに、「ああ、そんなもんでいいんだよな」って思った

ただ、これだけじゃ「きっかけ」の追体験としては弱いから、彼の映画の中で最も好きだった「機動警察パトレイバー The Movie」を昨日見た。
この映画も公開当時かなり影響受けた作品で、良い意味で押井色が薄くて、かつストーリーもハリウッド映画さながらキチッとしていて、当時の俺の作風も暗い独りよがりなものからコメディタッチなエンタメ系に変ったんだよね。

で、今改めて見た感想は
「どちらかといえば面白い方なのかな?」
みたいなw

やっぱり当時は近未来を描いた作品だったわけだけど、今となっては過去にあたる時代を描いているんで、劇場型サイバー犯罪というネタ自体は正に今起こってる遠隔操作ウィルスにも共通するものがあって先見性があったと言えるんだけど、それ以外は今から見ればかなりレトロ(作画とかね)で、クライマックスの箱舟崩壊のシーンなんか当時はかなり盛り上がったんだけど、今見ると「ダサい作画だな~」となっちゃうんだよね。
テンポは絶妙なんだけど、アニメーションがダサく見えるから、イマイチ盛り上がらない。
盛り上がらないから、当時ほど楽しめない。

当時の気持ちをある程度思い出したとはいえ、まだきっかけとしては物足りない。

ということで、今日が最後、と決めて「機動警察パトレイバー2」をさっき見ました。
まあ、これが一番マシというか、当時の感想に近かったかな?
東京が内戦状態になる、という押井さんのモチベーションというかテーマには、さすがにもう興味が全くわかなかったけど、前作に引き続いてたたみかけるようなクライマックスの職人的演出は凄いなぁ、と思った。

こういうクライマックスの盛り上げ方って、忘れてたよ。
娯楽映画でなくても、これは重要だと思った。
「受け手を意識しない」とは言っても、誰にも見せないわけじゃないから、盛り上げる演出は必要だと思った。
何より、自分が盛り上がらないし。

結局、映画制作を再開する「大きなきっかけ」とはならなかったけど、準備にはなったね。
「何を撮るか」は全然見えてないけど、「どう撮るか」は何となく見えてきた。

だから、今回は外堀=環境から埋めていこうと思ってます。
キャスト何人とかどこで撮影するとか、そういった条件ね。
誰も出さないなら出さないでいいし。

とりあえず、コンテの基になる絵を一枚描いてみるかー、と思ってます。
その絵を成立させるために何が必要か、というところから入ると何か見えてきそうな気がする。

そう、映画作るのやめてから、絵もほとんど描いてないんだよ。

よし、まずは絵を描いてみよう~


って、長いつぶやきのようなブログですんません

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