goo blog サービス終了のお知らせ 

ヘタレ創作ヤログ~人生これでいいのだ!!

原点に立ち返った、創作ヤロウのブログ!
「負け組プータログ!!」からタイトル再変更。でも、今まで通り幅広くいきます~

仕事場でシナリオを

2006年11月24日 21時02分24秒 | シナリオライティング
「ティファニーで朝食を」を気取ってみようと思ったが、見事に失敗したタイトル。。。

でも、事実仕事の合間にシナリオ書いてます。
日本向けじゃなくて、アメリカ向けの。

アメリカのシナリオフォーマットは、日本のそれよりかなり厳格なので、シナリオライティングソフト使わないと、かなり書くのが辛いです。
なので、自分は自宅では Final Draft というソフトを使ってるんだけど、仕事場には当然ない。
で、どうするかというと、Final Draftはリッチテキストで保存、読み込みもできるので、rtf保存して、ワードで書いて自宅に持ち帰って、Final Draftでシナリオに再変換する、という作業を行ってます。

創作は、これからは世界をターゲットにすべき、と考えているんだ。
目の前の仕事をやっつけていっても、名も無きライターでは居続けられるだろうけど、成功はまずない。

シナリオもそうだけど、Webコンテンツも、ゲームも、そしてこれからいよいよ立ち上がるインディーズ映画制作ユニットもそうだけど、海外の人にお金出して喜んでもらわなきゃ、もうどうにもならないところまで来てるんだと思うな、この国の文化も経済も政治もね。

今後はネットを使って、色々やるつもり。
来年いっぱいが種まきだと思ってる。
2008年には花を咲かせたいね

舞台のビデオを見た

2006年11月08日 00時14分06秒 | シナリオライティング
これは三重県のとある学校の劇の仕事で、「原爆」&「自分事、他人事」をテーマにした三幕物の脚本を書いたんだけど(夏にね)、ビデオ見て感動した(by小泉前首相)
何ていうのかな、俺は仕事で書いたものだけど舞台を実際にやってるのは生徒さんで仕事じゃない。なのに、並大抵のプロじゃかなわないほどの純粋さと熱意で舞台に取り組んでいた(だって練習期間たったの2週間、しかも放課後ですぜ)。

今、何かと学校の問題が山積しているけど、彼らを見ていて(舞台後のディスカッションも収録されていた)、やはりああいった問題は大人側が何とかしなきゃならないマターだと思ったね。
彼らは純真だよ。
そうでないのもいるかもしれんけどね

で、舞台後の感想もメールで送ってもらって、これまた感動した(by小泉前首相)
ちゃんと考えてくれたんだなぁ、とね。
脚本家は「設計士」のようなもの。
それをよくするも悪くするもスタッフ&キャスト次第、と俺が言えば傲慢に聞こえるが、舞台で演じた生徒のひとりがそういう感想を述べていた。
正にその通りだと思うよ。
正直ギャラはすずめの涙ほどだったが、金では表せない様々な経験を、この作品を通じて得ることができた。
自分でシナリオ書いた中で初めて「書いて良かった」と思ったよ。
内容の良し悪しではなくてね。

ある意味、俺って学校とかで舞台だの映画だのを子供たちに教えながらやってるのが性にあってるのかもね

来年からはインディーズ映画で頑張るぞ

相棒シーズン5第一話

2006年10月12日 22時42分00秒 | シナリオライティング
割とこのシリーズは好き。
ほとんどが一話完結で、しかも色々なライターが書いているので面白いエピソードもそうでないのも混在していて、まるでアメリカのテレビドラマを見ているようだ。

話つくりも結構凝っていて、警察の内部をある意味「踊る大捜査線」よりもリアルに描いている分面白い。

だが、昨夜放送された第一話はいただけなかった。
この話はメインライターの輿水さんが書いているのだが、話の構成で失敗している。
まず、この話は謎の武装部隊が、公園のホームレス達を襲撃するところから始まる。つまり、この物語のきっかけになるべきシークエンスだ。
だが、この事件の犯人はすぐに捕まり、「一体謎の軍隊は何だったのか」、「何故ホームレスを狙ったのか」が全く説明されないままストーリーは進み、最後に自衛隊と思しきジープとトレーラーが道を走っていく画だけが映されて終わる。

このシークエンスは、はっきりいって必要ない。
なぜなら、本筋と関係があるのは、襲撃され死亡したホームレスが持っていた恩賜の懐中時計だけだからだ。そしてそのホームレスが、キーパーソンと関係があった、という設定だけが本筋で多少描かれている程度で、これなら最初の襲撃シーンもミリタリーオタク部隊も必要ない。
もっと別のきっかけが作れたはず。

物語作成において「きっかけ」は文字通りその話のきっかけでなければならない。その「きっかけ」を受けて、その後の本筋につながる重要なイベントが発生し、さらに本筋とサブプロットがからみあいながらクライマックスへと進行していくのである。

自分は、最初の20分くらいはこの「ホームレス襲撃事件」がサブプロットとして絡んでくるのだろうと、期待してみていたが、いつのまにか襲撃事件のことはどこかにいってしまい、本筋のみが淡々と進行する陳腐なサスペンスに結局2時間も付き合わされた。

輿水さんは、好きな脚本家の一人なだけに、非常に残念な脚本だった。
2時間という尺は、キャラだけでは引っ張れない。
イベントにつぐイベントが必要になってくる。
今回で言えば、きっかけの襲撃事件が一番大きなイベントで、それ以降どんどん尻すぼみになっていく。
まさに「龍頭蛇尾」とはこのこと。
脚本家なら、絶対に避けなければならない物語の基本である。

このシリーズは最近のドラマでは稀な社会派ドラマでもあるので、是非とも脚本家の人達には頑張って欲しいのだが…。

「赤龍の女」

2006年09月12日 00時08分43秒 | シナリオライティング
ようやく完成して、劇場公開。
ちょっとしか(っていうかほどんど部外者だけど)携わってないけど、製作過程をある程度知っているから、そういう作品が劇場公開されるのは嬉しい。

脚本を担当された末満さんも頑張られたみたいだし。
DVD化されたら、どうか東京のビデオ屋でもレンタルして欲しい

この映画のプロデューサーさんとは、この映画がきっかけで知り合って、去年の後半から今年序盤にかけて、一緒に仕事させてもらったんだけど、結局破談にしちゃった。
まあ、この時の教訓が今回のWebドラマの仕事やら舞台脚本の仕事やらで「決定稿あげるまで絶対に辞めない」ってことに活かされたんで、いい経験だったと思う。

映画とは言っても、ホントに予算が少ないから大体こういうプロジェクトのプロデューサーはやりたいことなんて端から捨てちゃう(多くの東京のプロダクションはそう)んだけど、このプロデューサーさんはやりたいことがちゃんとあって、それをちゃんと実現させてるのね。

前にプロデューサーのプロってのは云々とか偉そうに書いたけど、やりたいことをやって、それをビジネスに出来る人にプロもアマもないというのが今の俺の見解だね。
このプロデューサーさんと袂を分かつ理由になったのはこの映画の次回作のプロットを巡っての意見の相違だったけど、今から考えればプロデューサーは常にビジネスを考えてるわけで、作劇法がどうだとか考えてるわけじゃないから常に「これでいいのか?」て不安は抱えていて当たり前。
ましてや、当時の俺は映像脚本の経験はゼロ。
心配されて当然。

でも、このプロットは流れて正解だったと思う。
自分としてはプロットだけ書いてシナリオは別の人、というのは今でも納得できることではないし、かといってあの当時俺がホン書いてても、結局ダメだったと思う。
このプロデューサーさんにあの当時俺が何で惚れ込んだかっていうと、「ハリウッド志向」だったから。
だから、その次回作はハリウッド映画みたいな筋でいきたい、とわざわざ俺のために大阪から東京まで出てきて夕食ごちそうしてくれて熱っぽく語っていたんだよね。
ところが、当時の俺は作劇法といえば日本で教わった、ある意味曖昧というか、とにかく「人間を描け」みたいなもので、自分のセンスに頼っていたから、期待には沿えなかったと思う。
現にプロットで期待に沿えなかったわけだからさ。

今でこそ、ハリウッドデビュー目指して、英語でシナリオ書いてハリウッドのシナリオアナリストに色々指導を受け、ハリウッドメソッドというハリウッドならではの(というか娯楽映画ならこのメソッドを使うべきだと思う)作劇法をマスターしたから、ハリウッドぽいものを書くことに何の苦も感じないけど、当時は正直言って「ハリウッド映画みたいに」という部分でびびっていた。
3流の亜流アクションドラマなら書く自信はあったけど、「ハリウッド」となると、ね。当時は遠い世界の話だったから。

まあ、覆水盆に返らずってやつで、それ以来お付き合いはまったくないけど、今では自分のやりたいことをやりとおす人としてリスペクトしています。
どれだけ自分が視野が狭かったかもわかったしね。

こうやって、視野がどんどん広がっていくんですわね
だから小山の大将じゃ、やっぱいかん

これからは、俺に声をかけてくれた人とはとことん話し合って、センスが合えば徹底的に食い下がって決定稿まで持っていきますわ

オンラインシナリオ講座・トライアルコース終了

2006年09月11日 19時07分44秒 | シナリオライティング
オンラインシナリオ講座のトライアルコース(2週間無料)を正式に廃止することにした。

理由は2つ。
1つは、講座の内容を大幅に変えたため、トライアルコースの内容が本講座と必ずしもリンクしなくなったこと。
そしてもう一つは、いわゆる「冷やかし」が多くなったこと。

儲けたくてやってるわけじゃないので、本講座と異なる無料コースを続けても意味ないし、詐欺になってしまう。
それに、「冷やかし」については、トライアルコースの場合入金確認なしにテキストを送るため、テキストが流出してしまう可能性があり、著作権上思わしくないから。

ただ、その分、本コースの「シナリオ専科」については、今まで志望職種に関係なく映画・テレビのシナリオフォーマットで書いてもらっていたけど、これからは、志望職種に応じて、こちらでフォーマットを指定する形に変更しました。
ゲームシナリオライターを目指す人には、指定したフォーマットで書いてもらい、漫画原作志望の方には、指定した原作フォーマットで書いていただくことになります。これらの職種には定まったフォーマットがないので、その課題により違うフォーマットで書いてもらうことも考えてます。

とにかく「受講する方中心」がオンラインシナリオ講座のモットー。
真面目にシナリオを勉強したい人のみ歓迎します

監督VS売れない脚本家

2006年09月06日 21時17分15秒 | シナリオライティング
まあ、今日は秋篠宮さんに第三子が無事生まれたということで、おめでたい日。
テレビもこの話題で持ちきりだね。
「皇室典範改正」について一気に慎重になりはじめた永田町だけど、皇族を政治利用しちゃいかんよ。
今日生まれた新宮と政治は全く関係ないんだからさ。
暗~い殺伐とした話題ばかりだったから、久々におめでたいニュースでよかった、よかった

で、終わらしたいのが本音なんだけど、今日は俺にとってはそんなにおめでたい日ではなかったのね
タイトルを見ればわかるとおり、Webドラマのたった15分の脚本をめぐって、ここ2週間くらいは監督とずっとメールでやりとりしてたのよ。

やっぱり監督という職業上、どうしてもセンスで物事を考えるわけだけど、そのセンスが脚本家の作劇法と合ってないと、出来上がるホンはひどいものになる。
だって、このドラマの脚本家としての俺の選択肢は、結局90%以上監督の意見&行為を受け入れるか、断るかの2つしかないわけだからね。
センスが合わないから、台詞まわしひとつで意見がわかれちゃう。
俺のドラマツルギーは向こうには全くわかってもらえないし、こっちはこっちであちらのセンスががまったく理解できない。
結局どうしてもこれだけは譲れない、という部分をこっちで再修正して、ってやりとりをずっとしてて、一度は7稿目でOKが出たんだけど、ホンのキャラにあうキャスティングが出来なかった(人が集まらなかった)から変えてくれ、と今週になって言い出して、また書き直し&監督直しが繰り返されて、最終的には基本的な日本語の誤りまで監督の言い分を受け入れて、11稿でやっと脱稿。しかも監督が自分で手直ししちゃった部分もあるので、監督との共作として配信されることになった。

監督から脚本を依頼される場合は、大抵監督がやりたいことっていうのがあって、本来なら脚本家は監督と戦友になって頑張るもんで、そうやっていくことで、たとえ低予算でもマイナー作品でもいい物が出来るわけだけど、今回は監督から「こういうのやりたい」というのは最初からまったくなかったし、いざやりはじめてみると、明らかに脚本に対する考え方も、物語や人間に対する考え方も、センスもほとんど正反対といっていいくらい違うことがわかった。
しかも打ち合わせ(というかダメだし)はメールオンリーという、リアルタイムに話し合えない状況で行われたため、必要以上に稿が多くなった。

監督と組むにせよ、Pと単独で渡り合うにせよ、共同脚本を書くにせよ、映画=ドラマに対する考え方があまりにも違いすぎると、結局すれ違いのまま終わってしまうことが多く、結果物がいいものに仕上がることはまずない。

監督と組んで脚本を書くというのは、昔なら監督から色々学べたみたいだが(例えば小津さんと野田さんなんかいい例だよね)、今は相当メジャーな監督か、あるいはばっちりセンスの合う監督と組まない限り、単なる消化仕事になる。
「脚本家は設計士みたいなもん」と言ったけど、だからって脚本界の「姉歯」になっちゃうのはいかんと思う。
「それは無茶です」と言えなきゃ、言えるような関係じゃなきゃ、仕事は出来ませんね。

そういう意味で、脚本家が成功する重要なファクターのひとつが、自分にとっていいプロデューサーや監督と出会うことだ。
これは、ベテランの脚本家の人も口々に講座なんかで言ってること。
自分にとっていいPやDというのは、自分の脚本を一発OKしてくれる人っていう意味じゃない。
1稿をどうレベルアップさせて決定稿まで持っていくか、その過程で自分の技術を高めさせてくれることができる人達のこと。

今回で磨きがかかったたスキルは、「最後までキレずに何としても決定稿まで持っていくしつこさ」くらいかな。
まあ、これはこれで脚本家にとって重要なスキルなんだけど、1稿目~決定稿でどんどん脚本のレベルが下がっていくようでは、肝心の脚本術のスキルアップにつながらない。
そういった「脚本術」という意味では、アマだろうがプロだろうが死ぬまで勉強、人生一学徒ですよ。

まあ今後はよくわからないけど、当面はネットを活用してあらゆるチャンスを強引につかんでいくしかないねぇ。
ライターズバンクから来る仕事も、たまにおいしい案件があったりするし。

ゲームシナリオライター復活も考えてたりする。。。
ゲームシナリオはメインになると(通常複数で書くんです)色々面倒なんだけど、色んな意味で通常の脚本とは違った経験が身につくからね。
物語の幅も、今回やったWebドラマよりは遥かに広くて、経験にはなるし。
ゲームディレクターの人とかは、脚本に関しちゃ素人だから「ゲームじゃスキル上がらない」って脚本家の人は思いがちだけど、最終的には素人を納得させられなきゃどうしようもないのよ、シナリオって。
だって、映画の観客もテレビの視聴者も、ゲームユーザーも素人なんだからさ。
彼らにお金や時間の無駄をさせちゃいけないのが、プロってやつじゃないかな?
それが「プロ意識」ってもんだと俺は思うけどね

オンラインシナリオ講座教務連絡

2006年09月03日 23時16分40秒 | シナリオライティング
現在、申込みをされた方がトライアルコースも含め数人いらっしゃるのですが、メールを返信しても、まったく連絡が取れない状態です。
万が一、こちらのメールが届いていない場合は、至急下記アドレスまでご連絡ください。

time_ruler@goo.jp

まあ「冷やかし」だったのならいいのですけど、そうでなければ連絡の行き違いというのは嫌なものです。
見に覚えのある方はご連絡ください。

W杯と物語作成

2006年06月24日 18時52分11秒 | シナリオライティング
今一番ホットな(というか触れちゃいけない話題か?)話題といえば「W杯」。
ブラジルに完敗した日本。
でも、これといい以前のWBCといい、ストーリー作りの基礎となる展開だったので、ドラマティストになろうという皆様は、分析してみましょう。
何も、映画やテレビドラマ見るだけが勉強ではないんです。

例えば、ハリウッドメソッドにのっとってW杯を分析してみると。。。

Catalyst(きっかけ): アジア予選突破
Big Event(上記から発生する、その後の内容に影響するイベント): ドイツとの親善試合=微妙な結果。
Pinch(つかみ): 初戦で、日本中が盛り上がる。
Crisis(危機): オーストラリアにまさかの敗退、クロアチアと引き分け。
Showdown(決着): ブラジルに完敗
Relization(認識): 「日本の実力はこんなものなのか…?」4年後に備えて―

というように分析することが可能。
更にハリウッドでは物語を3幕に分けるんだけど、きっかけとイベントは最初の10~15ページ(シナリオの場合)のACT1で描き、つかみ~決着までは16~80ページくらいのACT2、そして最後の認識については最後のACT3(10~20ページ)くらいで描くと効果的というメソッドになっている。
まあ、この基本構成に加えて、人物の練りこみが重要になってくるんだけど、そこらへんは、オンラインシナリオ講座でお教えします。

まあ、某掲示板などで色々揶揄されているけど、自分はまったく意に介してません。
本気でシナリオを含む、物語を必要とするメディアで活躍したいと思う人は、そういったネットの悪評に左右されないもんね。
そういった人達のためにトライアルコースも用意してあるわけだし、利用してください。

ということで、事件、事故、スポーツなど、様々なところにドラマはあるんだ、ということを知っておくと、作劇に非常に有利です。

ちょっと、宜しいですかぁ?

2006年06月09日 21時45分50秒 | シナリオライティング
今、「富豪刑事」を見ているもので

この度、オンラインシナリオ講座を大々的に改訂した。
コース改編で大鉈をふるったわけだ。
どう変更したか、というと…

一般的なシナリオ講座は、今まで「基礎科」としていた「シナリオ専修コース」のみ。基礎も研修もありません。
シナリオ専修科には、実習付の「シナリオ専修&実習コース」を併設し、生徒さんが書いた短編脚本を実際に映像化し、今後設立予定の専用Webサイトで配信するというコース。
趣旨は、つまり「シナリオ」そのものは作品じゃない、ってことを身をもって知ってもらうこと。
自分の脚本が、どう映像化されるかを現場でスタッフもしくはキャストの一人として参加することで学んでもらうという、シナリオ講座では体験できないもの。

それと、長編脚本などを持っている人向けには「批評サービス」を新設。
その脚本を、アナリストとしてじっくりと分析し、批評をして送り返すもので、こういった形式の通信シナリオ講座はアメリカでは一般的だけど、日本の通信講座ではあまりない。
詳しくは「オンラインシナリオ講座」をご覧ください。

中央突破法、崩れる

2006年04月29日 13時30分11秒 | シナリオライティング
「先日より『中央突破』法による脚本執筆を表明していた、売れない脚本家・むらちょであったが、よりどころであったコネクションの機能不全により、戦略の大幅な見直しを迫られることとなった。これにより、同人の日本映像界での活動は絶望的になった、との見方もある。」(売れたい脚本家新聞より)

なんて新聞調の見出しで書いてみたりする。
まあ、読んでの通り、コネと信じていたものがコネじゃなかったことが昨日判明したので、「まあ、日本のテレビは無理かな」と。
コネが機能しない最大の理由が、今の映像界、特にテレビ界が抱える「新人発掘への消極的姿勢=コンクール任せ」によるものだから、コネ云々より率直に日本の映像界での活動が難しいと思った。

「コンクールが新人発掘の大きな事業じゃん?」
とお思いの方、残念ながらそうではないんだな、これが。
日本のコンクールは、他国のそれと違って入賞者は1人。
すべてのコンクールをあわせても年に数人しか選ばれない。
それに加えて、入賞=デビューかというとそうではないのが現実。
自作1本を複数のコンクールに出しても、ダメなものはダメだしね。
仮にデビューまで辿り着いてもアフターケアは期待できない。

コンクール目指して十数万のシナリオ教室に通うんだったら、その金で宝くじ買った方がいいかもしれない。
まかり間違って3億当たりゃアナタ、テレビ局の株主になって権力でシナリオ書けるよ。

そんなお金は当然持ってないわけで、だから宝くじも買えないし、まあ、ベテラン業界人から忌憚のないお話を聞いて、日本のテレビが吐き気をもよおすほど嫌になった、というのが率直なところかな。

「日本の映像界がダメになる」とかそんなことは全然思ってないけど、ある意味「テレビ村」化してきているなーとつくづく感じた。
だって、脚本家だけだよ。組合が二つもあるのは。
片や映画中心、片やテレビ中心って、すご~く意味がない

あくまで現場第一線のDと話して受けた俺の印象だから、「てやんでい!」と思う人はどんどんシナリオ書いてください。
この記事への反論、誹謗中傷はナシでお願いします。
俺は英語シナリオに専念しますわ。

ああ、Web業界へ殴りこむのはありかもね。
ただ、あそこも大手は「テレビ・映画での実績」を重視するので、できれば自分でコンテンツ企画をたてて、まずはWebに意欲のある小規模プロダクションに持っていくのがベストかな。
そっちの方は考えてる。

つまり大まかな戦略の変更はないね。
ただ作戦のターゲットから「テレビ」がはずれただけ。
映画は、テレビよりずっと水物だからなんとも言えないね。

まあ、これからも英語シナリオに漫画原作と、意欲的に取り組みますわ