車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

海椙(うすぎ)神社 in 愛知県常滑市大和町

2016年08月30日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・愛知県

常滑市大和町に鎮座される「海椙(うすぎ)神社」。御祭神は『建速須佐之男命』

「当神社の始まりは大同元年(806)と伝えられ(神社遷宮史による)その後延喜三年(903)に「祇園の牛頭天王(須佐之男命)を祀らば悪疫収まらん」との御神託が降り、古字池田山の地に新殿を建立。その後は、海の守り神、災害の守り神として住民から深く崇敬され、現在は本殿に建速須佐之男命を、相殿に皇大神宮と蛭子神と高龗神を合祀。社歴も千二百年と古く、また社格も旧「郷社」であり、社名も古くは「海洲鬼神社」と称したが、文政十四年(1831)許可を得て、海椙神社と改称。
 2007年10月8日、常滑多屋土地区画整理事業により森西町の地より現在地に遷座」境内来歴碑より

新旧二基の社号標が立つ参道の先に立つ明神鳥居。その左右より神域を守護されるのは、昭和10年(1935)11月建立のちょっと太目の岡崎現代型狛犬さん一対。

敷石の色もまだ新しい参道を真っ直ぐに進み、千鳥破風が美しい拝殿へ。

旧海椙神社拝殿正面に奉納されていた灯篭

拝殿前左右より神域を守護されるのは、文政7年(1824)甲申9月吉日建立の浪花狛犬さん一対。吽形さんの泣きべそ寸前と言う顔立ちに・・・ツボりました(笑)

人の手によって生み出された狛犬さん、実は見る角度によって全く異なった表情を見せてくれます。

境内社「三楠八幡神社」。社殿は「海椙神社」の旧本殿だった由。玉垣の中、一段高くに鎮座されています。

朱塗りの鳥居は「境内社:稲荷社」

移転前には「蛭子神・蛇毒気神(だどくけのかみ)」が鎮座されていました。聞きなれない「蛇毒気神」ですが、八岐大蛇が神格化したものとも、また胞衣(えな)より誕生した須佐之男命の八番目の女神とも伝えられています。

合殿「多賀社・住吉社・天神社・秋葉社・金比羅社・池鯉鮒社・御鍬社・山神社・山神八幡」九社が合祀されます。

「御祭神御休所 御座石」、御座石のみの画像ですが御休所は玉垣で守られています。

遷座時に使用された「御木曳き台車」・「御用材」の奉納。

還座祭で奉納された手筒花火

多屋区祭礼に退き出される山車が収蔵された「海椙車:山車蔵」。地元の大工を中心とした多屋区民の手によって1年がかりで完成した山車が収められています。

          

参拝日:2011年9月24日

 


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