大阪府守口市土居町、商店街の一角に鎮座される「守居(もりい)神社」。御祭神は『素戔鳴大神(すさのおおおかみ)・賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)』
社記では「天道神・太歳神・歳殺神・また素盞鳴命・三輪明神・清瀧明神・日吉権現・新羅明神・三井神ともある。醍醐天皇延喜18年(918)、淀川洪水の時、西南石礫の渕で、我天道神也。我を祀れと振鈴の声で告げがあり、淀川流域の守護神として此の地に「土を居いて」お祀りしたのが創りとする。地名を土居の庄と称し昔は、土居神社と称号された。」
境内を入って右手、神域を守護されるのはいかつい顔立ちの浪花狛犬さん一対。首にかけられた前垂れの紅白と、いかついお顔とのアンバランスが何とも絶妙。何よりも阿吽で紅白の前垂れと言うのも初めて!
でもって吽形さんの背中には、顔だけはいっちょ前の子狛犬さんがしがみ付いています。手元や胸前に仔狛さんがいるのはよく見かけますが、背中にいるのは意外と少数なんですね。「大阪ではとても珍しい子獅子を背負った狛犬という事でY新聞が取材に来た事もある」と、宮司さんが教えてくれました。
拝殿前、玉垣の中には鳥居に掛けられていた額が安置されています。そう言えば一の鳥居には額が無かったような・・もしかしたら万が一を考えてこちらにお移ししたのかも。何しろアーケードの商店街に鎮座されているので、そんな用心も必要なのかもしれません。
拝殿近くで神域を守護されるのは、明治十亥年建立の狛犬さん一対。どっちかというと中国地方でよく見かける扁平頭に強面顔の狛犬さん。今回も薄暗い中で見るせいか、より一層強面です(笑)
拝殿の左手に「境内社:稲荷神社」への通路があり、奥に鮮やかな朱の鳥居に護られたお社が鎮座されています。
玉垣の内より神域を守護されるのは、耳垂れ浪花狛犬さん一対。薄暗いせいでお顔が今一つ鮮明でないのが惜しまれます。
境内の切り株に納められた「社の恵比須様」。案内には「此の恵比寿人形 淡路島阿那賀の民家倭内に百数拾年間祀られていたもの 平成拾七年拾弐月 当地に遷座」とあります。
御神紋「五瓜に桔梗」の腹掛けを身につけた御神馬
参拝日:2009年11月10日
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御祭神一口メモ
『賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)』、『火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)』の子。上賀茂神社の御祭神『玉依姫』が瀬見の小川(賀茂川)から流れてきた丹塗矢を寝床近くに置いた際に懐妊したと伝う。
神社の記事になると顔をだす、現金なまかろんです🌸
一番最初の、鳥居からの写真、
なぜか子供のころに住んでいた地域の神社を思い出しました。
そのころはもちろん(と言うのも変ですが)
神社だのお寺だのには全然興味なくて、
秋に屋台がでてお祭りをするので行くくらいで・・
そういえば、初詣もそこではなかったですねぇ。
我が家にとってはそんな存在感のなさでしたが、
今行ったらどう見えるのかな。雰囲気が似ています。
商店街の中、ということで
人々の信仰心のない空気に押されているかもしれないですね。
(そうでもないかもしれませんが)
狛犬に子供がいるものもあるって、初耳でした!
>我を祀れと振鈴の声で告げがあり、
わぁ〜。神の声は振鈴の声なんですねぇ。
聴いてみたいな。
(実際のところは低級霊が神を語ることが多いそうなので、私のような素人は気をつけないといけないそうですが😅)
恵比寿人形、百数十年祀られ、ってすごいですね・・。
ご利益あったのかな。
今はその家から離れて、なにを思っておいでか、
ちょっと怖いです😅
ご神馬はカッコいいですね💖
寒い日がつづきますが、どうぞお元気にお過ごしください😊
お覚悟のほどを(笑)
子供の頃に出会った神社
機会があれば是非(〃∇〃)
きっと、今とは違った思いを感じるかもしれませんよ。
狛犬さんの親子連れ
意外と多くて 特に関東では
三匹くらい連れている狛犬さんもいます
獅子が我が子を千尋の谷に突き落とす・・
にちなんだ狛犬さんもいくつか見ましたが
あの場合は殆どが二頭だったような
関東では成田山の「獅子の子落し」が迫力ありました
そのうち・・いつか・・
多分記事にします(笑)
今から二人の病院二か所です。
帰宅は・・間違いなく夕方になる (>_< )
まかろんさんの一日が今日も優しいものでありますように