旧和気郡三石町(みついしちょう)は岡山県南東部に位置した町です。和気郡備前町・日生町・吉永町、さらに県を跨いで兵庫県赤穂市、赤穂郡上郡町に隣接。山陽道沿い東端の船坂峠越で播磨国有年宿に、三石宿を経て方片上宿に向かってほぼ直進。村名は、福石・基石・守石という石があったことに由来。白蝋石土の採掘や耐火煉瓦で栄えた町で、市街地では今も耐火煉瓦の煙突を見る事が出来ます。
明治22年(1889)、町村制の施行により、和気郡三石村が発足。
1906年、三石村が町制を施行、和気郡三石町が発足。
1971年、和気郡備前町と合併、備前市三石となりました。
明治39年以降~自治体が消滅した昭和46年までの間に制定されていた町章は、三つの菱形を箱に組み合わせた形ですが詳細は不明。どんな形でも良いのでと地面に穴が開くほど探したマンホール関連の物も何一つ見つけることが出来ませんでした。
三石駅付近には地元産の煉瓦で築かれた明治期の古い「拱渠(こうきょ)」が数箇所残されており、「三石の煉瓦拱渠群」として、土木学会選奨土木遺産に認定されています。
金剛川を跨ぐ4連アーチの拱渠は、中央2連を金剛川が流れ、両脇は道路トンネルになっており、近くの神社参拝の往復の為に実際に車で通過しました。
訪問日:2010年8月12日
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