防府市浜方、町江戸時代中期から昭和30年代まで約260年間にわたって、全国有数の塩の産地として栄えた三田尻。その塩田跡地の一角に、かつての入浜式塩田の諸施設を復元した「三田尻塩田記念産業公園」があります。
館内の常設展示室では、三田尻塩田の歴史や、製塩の様子のパネル展示のほか、製塩に使われた採かん・煎ごうなどの道具類も展示されており、時間が許せばじっくりと見て回りたい物ばかり。
再現された入浜式塩田。石川県珠洲市の「揚げ浜式塩田」とは随分と異なっています。
右奥の二人は「はなえ作業」中。「はなえ」は「しおとり」」とも呼び、「藻垂壷(もだれつぼ)」に溜めてあった、やや濃い塩水を「沼井」に注ぎ、浜溝から取水した海水を「担桶(にないおけ)」でくみ注ぎます。手前の女性は「入鍬(いれぐわ)」の作業中。地場一面の砂には潮がついており、この砂を「入鍬」でかき集め「沼井」の中に入れます。
中央に見える木製の階段状のものは「暗溝(あんこう)」。三田尻塩田独特のかん水輸送装置です。担桶にかん水を入れて、「歩み坂」を登り、上から注ぎいれます。
「濃縮台」は、「鹹水(かんすい)」が「流下盤」の上を流れ、濃度を高める装置。アスファルトと小石を敷く流下盤は三田尻独特のものです。
「釜屋」で濃度の高くなった「鹹水(かんすい)」を煮詰めます。
「釜屋の煙突」は、鹹水(かんすい)を高温で長時間煮詰める為の、石造りの煙突。
高さ12.5m、頂上部周囲4.3m、内径4.343cm。塩田の歴史文化を示すシンボルタワーは、「三田尻塩田旧越中屋釜屋煙突」として2012年に登録有形文化財に指定されました。
「枡築らんかん橋」は塩田の周囲に築かれた入川(いりかわ)に架けられた石橋。塩や石炭などを積んだ上荷船が満潮時でも通行できるよう橋桁が高く作られています。
山陽自動車道下り佐波川SA展示「日本三奇矯に数えられる甲斐の猿橋を祖形にしたともいわれています。かってこの石橋に木製の欄干が取り付けられており「枡築らんかん橋」と呼ばれていました。この橋は江泊塩田に架けられていたものを移設したものです。」案内より
長州藩第7代藩主:毛利重就によって作られ、東の赤穂、西の三田尻と称されるほど製塩業で栄えた三田尻塩田。駆け足で回った30分弱の見学。実は私たちが訪問したのは閉館10分前。いくら駆け足で回っても閉館時間を過ぎてしまう・・にも拘らず、遠方からの来館と言う事で入館を許可してくださった館長のご厚意。どれほど嬉しく有難かった事か、改めて、心よりお礼申し上げます🙏
訪問日:2015年11月13日
🌸🍀明日は市内で見かけた名所、面白スポットをまとめて紹介します。
今朝は晴れ間が覗いた札幌。
気温も25度くらいまであがるそうです。
お互い、いい休日になりますように・・・
ありがとうございます
こちらは現在、気温24度。
まだ上昇するようですが・・
とにかく日差しが痛いです。
今朝はあしながバチが玄関周りにいたので
鉢用のジェットスプレーで追い払いました。
夏一番の出費は、間違いなく蜂用のジェットスプレーです😩。
作業者のための湯屋、入管を許可された館長さん、良い出会いに恵まれた旅でしたね。
類は友を呼ぶ・・・良い人には良い人が集まる。
ちょっと褒めすぎでしょうか。
やっぱり日本はいい国
ちょっと大袈裟でしょうか。お笑いください。
ただただ、感謝の一語に尽きます
一期一会の出会いだからこそ
私たちはその僥倖に感謝しなければいけない
これは車泊旅を始めた時の二人の決め事。
それは旅ができなくなった今でも
日々の暮らしの中で変わらずに・・
onecat様との出会いもまた、
私たちにとって「有り難い」出来事です