出雲市大津町に鎮座される「雲根(くもね)神社」。『延喜式神名帳』にある「神産魂命子午日命神社(出雲国・神門郡)」に比定される式内社の論社。御祭神は『素盞鳴尊・稲田姫命』。
【始めは「稲田姫社」と称し、『稲田姫命』一神を祀っていたが、いつの頃からかこの社近くに、八岐大蛇の荒魂を鎮め、『素盞鳴尊』の神霊を祀る「石塚社」あるいは「石神社」という社ができた。また社名が元でこの地一帯を石塚郷とも石塚村とも言ったが、近世の始めに当社に合祀し、石塚の石の異名である「雲根」をもって社号とした。】境内案内板
鳥居前左右より神域を守護されるのは「昭和八年(1933)十月吉日」建立の出雲丹後狛犬さん一対。
大きな毬を手に、阿形さん足の間に収まる子狛の何とも可愛いこと。
参道正面に拝殿
拝殿近くより神域を守護されるのは「文政十一年(1828)」建立、来待石の出雲丹後狛犬さん一対。その材質ゆえに細かい細工を可能にした来待石は、また相反して、長い年月に耐えられない面も併せ持ちます。損傷が酷い為同方向の画像。
御本殿向かって左に鎮座される境内社「稲荷社」。
社殿内の奉納神狐
社殿近くより神域を守護されるのは、まだあどけなさの残る神狐さん一対。
社殿玉垣の外より神域を守護される神狐さん一対。先ほどの神狐さんから見るとかなり大人の雰囲気。
「境内社・石神社」。「石塚」とも呼ばれており、社は無く『八岐大蛇荒魂』を祀ります。「昔、退治された大蛇の頭がここへ流れ着いたので、村人が哀れんでこれを祀り、石で塚を作りました。ところが、塚から夜な夜な怪火がでて、村人は安心して眠れません。そこで素盞鳴尊の神霊を祀ったところぴたりと止まった」素盞鳴尊さん、最強(^.^)
境内社「石神郷総荒神」。社殿は無く狛犬に守護される御神木のみ。
境内社「欠所荒神碑」「弥八荒神」「昭和荒神社」
「境内社・速玉社」・「社日祠」
本殿裏に「旅伏(たぶし)大神」碑
参拝日:2011年5月17日
最近意識して観察すると、狛犬が居ない神社の数の方が多いようです。
そんな所には灯篭が奉納されていることが多いですが、何もない所も結構あります。
そして狛犬のタイプ、こちらま未だに良く分かりません。
今回の街道歩きで、馬の狛犬と立っている狛犬を見付けました。
珍しいですか?
いわゆる、左右に奉納された阿吽の馬でしょうか?
もしもそうなら、京都の乃木神社に一対あります。
立っている狛犬は二本足ででしょうか?
それだと、多分見たこと無いと思います。
是非一度、写真を見せて下さい!