発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

で、今後SMAPは笑顔で働き続けることができるのかという問題

2016年01月20日 | 日記
◆「SMAP解散」ってなんだったんだ
 嵐とSMAPは、現在のジャニーズのなかで、メンバーのバラ売りが完全にできてるという点で突出している。SMAPは、メンバー全員のひとりひとりが、別々の映画で主役を張っているのを見たことがある。事務所の二大稼ぎ頭ユニットであることに異論はないだろう。
 SMAPのコンサートに行くことを生き甲斐にしてる人達は、一定数いるのだろうし、解散しなくて良かったという声がおおかたのようである。
 事務所の副社長とマネジャーとの軋轢がどうの、移籍の話がどうの、オリンピック関連で政界から圧力がかかったの、CMのスポンサーがどうの、ファンからの反対がどうの。ともかく解散しなかったというか、できなかったというか。この件について、詳しく調べたりするのは他の人がやってくれるのだろうが、ひとつ疑問がある。

◆職業選択の自由♪
 日本国憲法で保証されているはずの、職業選択の自由は、あの5人にはあるのか、という問題である。
 よくわからないが、嫌な経営者のもとで働き続けなければならないというのは、職業選択の自由に鑑みてどうなのか。彼らはタレントだが、自分が会社に勤めていたときのことと考え合わせれば、彼らは理不尽な目に遭っているような気がする。育ててくれた事務所への恩義というのもあるのだろうが、彼らはすでに十分過ぎる配当を会社にもたらしているのではないか。
 働いてたらそりゃいろいろある。
 自分が勤め人をしていたころ、退職願を出して14日後にはおさらばできるルールがあるからこそ、閉塞感に囚われることなく、今月は今週は今日は楽しく働くと決め、実際楽しく働くことができたのである。
 この会社をやめるときは、この職種から離れるときしかないのだとしたら、それも簡単にはやめさせてもらえないとしたら、ひどい閉塞感に見舞われないか。
 つまり、会社から離れられるのは、まったく他の職種に商売替えするとき(オートレーサーになった森くんとか)、売れなくなったとき、謹慎じゃ済まない大きな不祥事を起こしたとき、であるしたら。売れっ子でありながらの移籍、フリーエージェント権など皆無だとしたら、それは不幸なことではないのか。
 やめることができるから仲良くやれる、楽しくやれる、というのはあるのではないか。
 草なぎ剛くんが、酔っぱらって逮捕されたことがあったが、つまりはそのへんの閉塞感から来ているのではないのか。すでにあの頃から、壊れそうになってた。子どもと言っていい年齢から働き続けてきた彼らなのである。

 で、今後SMAPは笑顔で働き続けることができるのか? 心を壊したりしないのか? 今回のことが、決定打になってしまわないか? 

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