発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

ビジネスモデルとしてのジャニーズ

2016年02月03日 | 日記
◆憧れのクールな角兵衛獅子?
  近頃は、出先でテレビにSMAPのみならず、ジャニーズ、と、私が認識している誰を見ても、哀愁というか悲哀というか、を感じるようになった。
 今後どんな気持ちになるかは、もちろんわからない。
  でも、今は、彼らが唄ってても話してるのを見ても、どこか不本意にさせられてる感がして、売れてる彼らが、たとえ香取君が自著で紹介したように、どんなに高価な服が好きなほど買えようが、脳内に太くて大きい書体で「角兵衛獅子」という文字が浮かんで来てしまうのだ。
 件の会見は、ジャニーズが、中年を含む角兵衛獅子(知らない方は検索してね)集団をつくり維持するビジネスモデルであることを、堂々と公共に知らしめた、歴史的な出来事なのではありますまいか。
  企業戦略として、それはどうなのか。
  アイドル角兵衛獅子ってありなのか?
  ありかも?とも思ったが、憧れの角兵衛獅子、とか、クールな角兵衛獅子、とか、やっぱりあり得ない。アイドルは、見た目可愛くて芸が巧いだけでなく、憧れの、クールな存在であることが要件であると思うが、移籍という職業選択の自由を主張すると公開処刑的会見をさせられてしまう集団に、憧れの熱視線を、今後送れるのか?
  あの会見で、誰が勝ったのか。
 「ビジネスモデルとしてのジャニーズ」の、終わりの始まりのような気がする。


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