発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

公衆衛生総本山のお役人はなぜ宴会したのか

2021年04月20日 | 日記
◆イカのリング揚げな日々
 憂鬱ではあるが、ブログの通り、仕事の合い間に本を読んだり音楽聞いたり料理したりして過ごしている。怒っているが、仕事の能率を落とさず命を縮めない程度に怒るようにしているので、相変わらず呑気者にしか見えないだろう。だが怒っている。
 これは郵便局で買ったマスク。50枚500円税込み。おまけはバッグフック。

◆なぜ厚労省役人は宴会したのか
 厚生労働省のお役人の宴会ニュースに呆れた人がほとんどだと思う。が、裏を読めば、この宴会メンバーは、新型コロナを怖がっていない。心底大したことないと思っている。
 それが、ノーフューチャーな無頼ハードボイルド界からは程遠い世界に住んでる公務員、よりにもよって公衆衛生の総本山、厚生労働省のお役人であることに注目している。アホなのでなく、根拠あって宴会できたのだ。
 何年も、ご公儀が恐れていたのは、鳥インフルエンザがヒトからヒトに感染するように変異すること(←このサイトが一番わかりやすい。ほんもののパンデミックが起きるかもしれない。ワクチンも薬も追いつかないで多くの死者が出ると予想されている)。それに比べると新型コロナなど全く大したことないと思っているのだ、本当のところは。
 新型コロナの死者数は、基礎疾患やかなりの高齢であることを無視した統計で、末期がんの人でもなくなったとき新型コロナ陽性なら、コロナ死にカウントされているのだ。で、日本のトータルの死者が少なくなっているのだから、公衆衛生の家元の人々は宴会するのだ。早死になどしないと心から信じていたのだろう。
 なぜそれをみんなの前で言わない? パンデミックごっこをいつまで続けるのか、一般ピープルの行動を制限するのはおかしいと、なぜ言えないのだろう。話し合わないのだろう。いつぞやの政治家のときと同じで、シオシオと処分されたのみである。バレて下手打った、というところだ。
 そこのところが新型コロナよりも、今実際にある、わが社会のひどい病気だと思っている。

◆新型コロナ流行は、強毒な鳥インフルエンザをブロックした
 今シーズンは鳥の世界では鳥インフルエンザが大流行して日本では大量のニワトリが殺処分された。鳥インフルエンザ感染養鶏場のニワトリ殺処分は今シーズンは一千万羽に届きそうな勢いだ。自衛隊が出動するのは、それがまさに国防だからなのだ。
 人の世界は新型コロナに席捲されていたので、ウイルス干渉がおこり、鳥インフルは人に感染する機会を失い、強毒を保ったままヒト対ヒトの感染をもたらすウイルスへの変異をする場を失なったのだ。
 新型コロナ流行は、強毒な鳥インフルエンザをブロックした。私はこのことを僥倖に思っているのだが。


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