発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

勤労感謝の日

2013年11月23日 | 日記
◆よく働いているが、絶好調。過労死には遠い。
 勤労感謝の日。
 勤労できることに感謝だわ、まったく。
◆たとえばオージービーフを国産牛脂で焼くというのは、奥様の知恵だけど、牛脂を注入した豪州肉を和牛と言ってレストランで出すのは、インチキです。羊頭狗肉といいます。
◆まあ、おうち料理最強、ということでひとつ。
◆というわけにはいかないだろうな。いろいろな意味でよかれと思ってお金を払ってきたひとたちは。
◆嘘を言って付加価値をつけたものに高いお金を払った人はがっかりするだろうし。
◆付加価値で高いお金を取ってきた飲食店にはプライドってものがないのかな。みんながやればこわくないのかな。お客さんが一体何にお金を払ってくれているのか、わかってたのかな。
◆でも、お金を払ったひとたちは、バブリーな付加価値とか、虚栄とかばかりにお金を払ってきたわけじゃないんだよね。○○地方、あるいは○○国の××生産者を応援しようと思って、ほかの産地よりもちょっと高いけどそれを食べようと思った人の立場はどうなるのだ。
◆近視は進むよどこまでも。ピントの合う範囲が年々狭くなるなあ。以前は、メガネをはずせば、近いところのものを見るのは楽勝だったが、今は12センチ離れないとピントが合わない。体力的には10年前よりむしろ強くなっているのだけど。
◆正月前にいちどくらいは、母に会いに行けるかな。
 と、思ったところで、ふと
 福島の、ふるさとに帰れない人々を思う。ふるさとに帰ることをあきらめろとお上に宣言された人々。
 ふるさとに帰れない?
 戦争でもないのに?
 いや、やはりあれは戦争だったのだ。しばらくの間、はるか遠いこの町でさえ昔の記憶を呼び覚まされた年寄りたちが(何もかも足りない情け容赦なく弱い者から死んでいったあの時代)スーパーマーケットに集まっていたではないか。私は私で家族を守らなければ生きていかなければと、どこから来たのか見当もつかない焦燥感に襲われていた(いまもたぶんその勢いで、働くスピードを上げているのだと思う)。
 テレビを見るたびに首相が官房長官が作業服で登場し国民に呼び掛けた。なんどとなく見た地球が滅亡する映画のように。だが映画のように2時間やそこらでそれは終わらず、翌日も翌々日も悪い報せとともに、地球滅亡映画ふうの映像はつづいたのだ。
(来てしまった悪い未来)
 各地から送られてくるのはクリスマスイルミネーションの映像。LEDの熱のない光が美しく瞬く。
 綱渡りのような核燃料取り出し作業が行われ、増え続ける溢れる汚染水。
 何か解決したことはあるのですか、先生。すみっこに押しやって、忘れたふりしてるだけじゃないんですか。
 敵のいない戦争。文明の手痛すぎるオウンゴール。不可逆的なダメージ。地球は滅亡せずに済むのか? 心配せずに済んでいる人は何を根拠に心配しないでいられるのかしら。
◆ここにきて合法的に隠されようとしている情報。一体全体なにを畳み掛けるように急いでいるのか。そんな法律を強行採決するために投票したおぼえがあるひとはどのくらいいるのか。
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