発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

2019年8月前半のエトセトラ

2019年08月15日 | 日記
画像はクリックで拡大します。
◆猛暑
 世間様は盆休みバージョンに入っていく。近所で見知らぬ子が遊んでいる。
 不機嫌な太陽。外を歩けば気分はすっかりヒロミ・ゴー(ゴールドフィンガー99)である。裏側アルミ蒸着の日傘が役に立っているかどうかわからないが、ないとさらに暑い。天神なら地下街に潜り込む。渡辺通は電気ビルの地下街を通る。赤坂は中央区役所のところから赤坂駅までの地下道を通る。舞鶴公園のお堀脇からけやき通りに抜ける道の木陰がとても涼しい。国体道路けやき通りも、この時期はとりわけ気分がいいの。だけど、やっぱり暑いっ!!

◆まさか、私が、腰痛に!?(Y谷学院風)
 じっとしている分にはどうということはないのだが、立ったり座ったりが突然痛くなった。そりゃぎっくり腰って言うのよ。ほっときゃ治るものらしいが、早く治すために近所の整骨院に行く。院長は骨格と筋肉と経絡を透視する能力がある(と私は思ってる)ので、すぐに普通に動けるようになった。「座らないで、立ってるか寝てるように」と言われたので、ひたすら歩いて完治。

◆海辺のジャニーズ
 8月3日は、マークイズ。ここは福岡ヤフオクドームに隣接するショッピングセンターで、ホークスタウンの跡地に昨年新設された。それはともかく、はじめて行ったその日がよりによってドームで関ジャニ∞のコンサートのある日だったのだ。バスを降りて道を渡ったところにこのような装飾物があり、相撲興行のようにタレントさんの名前の幟旗が並ぶ。お揃いのTシャツはビンクのタイダイの上からロゴがブリントされたもの。やはりロゴ入りバッグと好きなメンバーの縫いぐるみを抱えて歩く皆さん。あとは手作り応援うちわとか、普通にペアルックで来ている女の子たちも多い。さすがはジャニーズで、おもに女性だがあらゆる年代の人々が来ている。飲食店とトイレが大行列の大賑わいであった。スーパーでは「イベントめし」というPOPを掲げて弁当を山積みしている。このてのイベントは公共交通を使う人が多く、さほど渋滞はしなかった
 自分は、このてのアイドルに夢中になったことは生涯でまだないのだが、後年そんな日が来るのだろうか。今のジャニーズの3人以上のユニットでメンバーの名前が全員言えるのは嵐だけである。あと名前と顔が一致するのは観た映画に出てた人だけ。関ジャニは、さすがに錦戸亮はわかる。あとは「ワイルド7」に出てた丸山隆平くらいかと。
 
◆再会ブルース
 高校の同期会に行った。
 厚狭駅から美祢線に乗り換える。瀬戸内から日本海側に貫通する鉄道はいくつかあるが、これが一番距離が短い。一両か二両の編成で、単線をレールバスが走る。厚保駅の構内には栗の木があって、きれいな緑色のイガがたくさんついていた。駅だけではなく、この辺りの山は栗の山が多い。無人駅が続き、やっと有人の美祢駅に着く。石灰岩がむき出しの山や、東にはセメントのプラントが見える。

 そのうちに長門湯本駅に着いたが、あまりに寂しいので今回の会場から迎えに来てもらう。夏でなければ歩くのもまた一興だが、この時期は暑過ぎる。かのプーチンが離れの別館に泊まったというホテルである。携帯の電池残量が怪しかったので、フロントで充電をお願いして、1階ロビーが見下ろせる席で誰が来るか待っていた。じっと待っていたつもりだったがすぐに見つかってしまった。

 連絡を取ってたひともいるし、卒業以来というひともいる。
 Mさんが名札を用意してくれていたけど、全員の顔と名前が一致するところが、小規模校である。私を含め24人来ていた。
 宴会が「食前の祈り」から始まるところなんかもうね。一気に八丈島タイムマシンセンター(出典がわかる人は古い)だわ。
 
 全員掛け値なしのオバはんであるが、必ず元は乙女だった。オバはんに「お嬢さん」と呼びかける、みのもんたはつくづく正しい。

 大浴場入浴つきプランである。
 行って大正解。ジャグジーもサウナもあるし、露天風呂もある。スーパー銭湯であれば塩素臭(それが苦手で一度行ったきり)と、そこら辺を走り回っているお子様がつきものだが、ここにはそれはない。ひたすら贅沢。備え付けのアメニティも何種類か選べたし、美顔パックも使えた。個人で来て半日くらい長湯したいものだ。
「こんなご褒美あっていいのかしら」とY子さん。
「生きてると、何の罰ゲームよ、と思うことがあるでしょ。だからこういうこともあるのよ」
 
 一人ひとりが唯一無二の居場所を探して見つけてそれぞれの場所で暮らしている。いつかまた会いましょうね。どうか会いに来れる事情が整う程度には息災で。
 物故者は2名。飛び抜けて読書好きで、何でも知ってたK子さんと、同じ電車で通ってたこれもK子さん。
 生き急いでるのよ私、とY子さんは言ったけど、確かに残り時間はどんどん減っているね。これまで生きて来た年数はとても生きられないことは確かで。時間は大事。さあ、ポーっと生きてんじゃないよっ!!  元気でまたみんなに会うのよ、と自分に言い聞かせる。
 
 帰宅して今回の出席者の名前を思い出して書いてみたが、全員書けた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿