発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

1月後半のあれこれ

2017年02月04日 | 旅行

 そうこうしているうちに2月になってしまった。

◆佐伯市ですよ

 1月後半には佐伯に行った。佐伯は大分県の海沿いの南端、宮崎県との県境のまちである。日豊本線の大分市よりも東へは、なかなか行く機会がない。大分の先は、列車の本数が少ない。醤油のまち臼杵(大きなところではフンドーキンや富士甚がある)を過ぎるともっと少なくなり、さらに先、佐伯から宮崎県延岡の間は、特急が1日13往復走るが、普通電車は1日3往復になってしまうのである。佐伯も延岡もけっこう街なのだけど。

 例によって行くところは歴史資料館である。まだ新しい立派な建物である。受付で入場料を払う。平日であったものだから貸し切り状態!!というのもよくある状況である。ゆーっくり観覧。佐伯氏、江戸時代は毛利氏(毛利輝元に名前をもらったとのこと)。明治はじめには西南戦争の激戦地になっていたということ。

 館ロビーには進水式のご案内ポスター。造船の町で、誰でも見に行けるらしい。

 

▲すぐ近くには藩校跡。門が残り、今は小学校となっている。

 

▲そして城跡。入口は市民ホール。

 その後背にある城山にのぼる。なかなか頂上につかない、と思ったら標高140メートルを超す立派な山で、プチ登山となってしまった。あまりヘビーデューティーなデザインともいえないが、ウレタンソールのウォーキングシューズだったのでなんとかなった。ダサ靴と侮ることはできない。

▲やっと見えてきたお城の跡。あとちょっとだ。

▲頂上からの眺望。見晴らしがいい。冷たい風が心地いい。冬はいくらでも歩けるので好きだ。

 こういった写真は夏場には無理なんですよ。木の葉や草花が茂るから。

 地上に降りて、城下町を歩く。立派な門構えの家々が続く。旧武家屋敷で今は一般のお宅なのである。あとは市内をぐるぐると。国木田独歩旧宅だとか。

 

 と、標高差140メートル(海抜2メートルから登ったからそれくらい)距離にして10キロは歩いたが、全く平気だった。今度行くときは、海沿いを歩きたいと思うが、いつになるだろうなあ。