きらく堂日記

鍼灸師の喜楽堂が日々の出来事、過去の思い出、趣味にまつわる話などを綴った日記帳(=雑記帳)です

日本刀、拵えのリフォーム完成

2013年10月12日 | 趣味・道楽
 試し斬りで大分汚れてしまった刀と、知人からいただいたぐにゃぐにゃ、錆び錆びの脇差を自分で磨いだついでに拵えをリフォームして、鞘と柄糸を揃えた大小拵えを自作してみました。

 仕事を終えた夜の2時間ほどの作業で一カ月ほどかかりましたが、なんとかそれらしいものが出来ました。



上段:刀 銘表;於東都加藤長運斎綱俊(たぶん偽名でしょう?)裏:天保八年二月日 長さ:二尺三寸二分  下段:脇差 銘表:康継以南蛮鉄(三代目の様だが、たがねが浅い) 裏:於武州江戸




作成した鞘と柄:柄糸 綿 10mm 灰紺色 両捻り巻き 鞘:カシュウウルシ 黒呂色 鯉口付近の手元だけ青貝微塵散し




青貝の色味が少し違ってしまった。透き漆の塗り重ねの回数の違いか?
刀の方が赤みが強い




これから、刀の柄を巻こうとしています・・・鮫は短冊に着せてカシュウウルシの黒艶消しを塗りました。白鮫より黒の方が好きなので・・・




こんな感じで巻いていきます。巻き方にもいろいろ決まりがあってなかなか面倒です




もうじき頭まで達するというところ・・・手が痛いです。






一か月の忍耐と汗の結晶・・・完成です。
さて、次は、どの刀をリフォームしようかな?

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